2008年12月31日

12/31「大晦日ジャムセッション」

ここ30年ずっとやってきた大晦日ジャムセッションも近頃ピンチです。というのもいいフロントを中心にみんな子供できたり結婚したりペアになったり職場が変わったりして大晦日に出てこようという気概のある人がどんどん少なくなっているのです。
しかも時間のあるはずの若い子はお正月は実家で、と田舎帰っちゃうし、僅かばかりの金沢近郊在人もボーイフレンドやガールフレンド出来てたりするとセッションなんか2の次になってしまうみたいだし。
まあ、紅白見ながら一家団欒というのを何とかウソついてでも理由作って出て来いというのは、確かに家庭の敵、幸せを邪魔する憎い店、と言われても仕方がないかもしれません。
が、そんな事言うなら、だからジャズじゃありませんか、と粋がってみても現実はどんどん寂しくなっていきます。だからってだれでもやっていいよ、ってんでは収拾がつかなくなるし....。
今年の大晦日は神戸から三人の若いメンバーが遊びにきてくれ、久々にいい感じのライブができました。高橋レナ(p)、松本隆(b)、須藤雅彦(g)、の三人で、これにドラムの中沢君達も加わって、大晦日にしては案外ちゃんとしたセッションができたと思います。
終り頃にはサックスの神崎君も加わって楽しく、最後の最後には北中"DEVIL"良枝が登場、いろいろあった今年を締めてくれました。
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2008年12月30日

12/30「バリトンが行く....長島一樹& CO.」

若手でピカ1のバリトンサックス、ソロもセクションも抜群、しかも飲み方も楽しい、ってわけであっという間に実現した年末ライブ、いやいや思ってたよりずっと楽しい、エクサイティングなライブになりました。
前半は神戸からのピアノの高橋リナ、ギターの須藤雅彦に金沢の川東優紀と川北隆博というカルテットとスタンダード中心のオーソドックスなジャズ(ピアノは途中から村中千晶に交代)ですが、これがなかなか、音域をフルに使ったスケールの大きなソロとチャーミングなヘッドアレンジ、ほとんどリハなし、しかも初めての顔合わせとしてはとてもうまくいったと思います。
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大体このライブやろうってきっかけが秋のピラミッドとの共演の後に夜中のペーパームーンでサージ・チャーロフの話で盛り上がり、じゃあ、サージ・チャーロフみたいなバリトンのシンプルなライブやろうよ、ってのが発端で、だからサージの名盤「ブルーサージ」にある"All the Things You Are"の粋なイントロなど好きな人にはたまらないセットだったんですよ。
サージ・チャーロフはチャーリー・パーカーのやった新しい事を殆ど全てバリトンサックスでやってしまった、と言われるほどモダンジャズの史上に残る名手ですが、30代半ばで逝ってしまった為数枚のリーダー作とウディー・ハーマン時代の名演が聴けるくらい、だから若い長島君があの印象的で短いイントロから始めた"All the Things You are"にはちょっとうれしくなりました。"DonaLee"の楽しいスインギーなリズムアレンジも楽しく、サックスやってる人には最高のプレゼントだったと思うのですが。
後半はおなじみカレイシューとのソウルセッション、これはこれで楽しくブルージーで、ガッドギャングのロニー・キューバみたいにかっこいい!
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年末を金沢で、というのに応じてくれた神戸の三人にも感謝、忙しい年末に時間を取ってくれたカレイシューおじさんたちにも感謝、そして勿論単身金沢のメンバー相手に孤軍奮闘してくれたバリトンの長島一樹さんに感謝、です。
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2008年12月29日

12/29「今夜は神崎暁史カルテット」

この4人が揃うのも随分久しぶり、みんないい大人ですが、こうして楽器を持つと大学生だった頃と何も変わりがないみたいです。森下君のピアノもさえわたり高柳君のベースもしっかり、井出君のドラムもスタイリッシュだし神崎君のテナーは勿論公務員にしとくのがもったいないくらい、せめてこれからも年一度くらいはやりましょう!
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2008年12月28日

12/28[毎晩ライブ.今夜は安部6」

このメンバーだとやはりなかなかです。
久しぶりの人もみんなまだまだ元気、6人のビッグバンドアレンジも楽しく,セッションもにぎやか、こんなのなら毎晩やってもいいんだけど。
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2008年12月27日

12/27「あわてんぼうのザッハトルテ」

最初の21世紀美術館でのギグ以来もう4年くらいでしょうか、あの頃の学生っぽさも懐かしいのですが、今ではメジャーからのアルバム発売、テレビCMへの登場など立派に人気グループとしてみんなの前に出れるようになりました。

でも、彼らの中身は何にも変わってなくて、相変わらずのオフビートな舞台運びにただ演奏するレパートリーだけがどんどん濃くなっていく、というか、お洒落なお茶の間ヨーロッパから純化したダイナミックな民俗音楽へ、という点だけが時間の経過と彼らの深化を示しているようです。
今回の芸術村でのコンサートはマイム・アーティストにパーカッションも加わった豪華な構成、お客さんも十分に楽しんでいたと思います。
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素敵だったのはいいむらなおきさんのマイム、ユーモラスなザッハの音楽にはぴったりのエスプリあふれるステージでした。
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夕方のコンサートのあとは夜8時過ぎからもっきりやで打ち上げパーティー、たくさんのファンの方が集まってくれてザッハのメンバーを囲んでの飲み会は12時過ぎまで続きました。目の前での彼らの演奏やナマの姿はステージ衣装の時とはまた違った楽しみでしょう。
2次会は片町の居酒屋へ、年末の賑やかな金沢の夜、きっと楽しんでもらえたと思います。
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2008年12月26日

12/26「ライブ・アコースティック」

秀景満とザッハトルテに挟まれたこの日の夜はちょっと力を抜いてアコースティックな温かいサウンドで、と思っていたのですが、ギターリストが三人にピアノ、パーカッション、それにボーカルのNAO、となかなか豪華な顔合わせになりました。
NAOちゃんの歌はこの頃余裕も出て来てナチュラルな感じがとても魅力的、石川ユニットとの相性もいいみたいです。三人のギター・トリオは高いレベルの演奏で地方ではめずらしいくらい、ピアノの佐野観君も随分久しぶりでしたが明るい達者なピアノで、こんな多彩なメンバーが集まったらいろんな事が出来るなあと楽しみです。
お客さんもいっぱい来てくれて楽しい夜だったと思います。
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2008年12月25日

12/25「歳末秀景満08」

クリスマスの夜の秀景満、1年ぶり以上ですが、相変わらず多彩で華やかなサウンドでこんな夜にはぴったりです。メンバーへのクリスマスプレゼントなんかもいろいろで、やはり人気のあるバンドはいいなあ、と。ずっと前に女の子からユンケルもらってたピアニストもいましたが、いくら現実的とはいえヴーヴ・クリコの方がうれしいに決まってるし。
さて、お洒落でカッコいい秀景満、今回も飛ばす飛ばす,モダンジャズのピアノトリオとは似て非なるバンドサウンドがポップで新鮮、今回初めて聴いたという人もいっぺんにファンになってしまったようです。
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2008年12月24日

12/24「リクオ、イブに愛を歌う」

この間のアコパルでのリクオがあんまりよかったので、イブにも歌いにおいでよって実現したクリスマスイブのライブでしたが、こちらが考えていた、「イブの夜に愛の歌というだから、この間聴いて感動した人がきっと大事な人をつれて聴きに来てくれる」というもくろみは見事にはずれました。
その道の達人に聞いてみたところこんな夜はクリスマスキャロルをそっと見守るとか聖歌隊の可愛い子達をバックグラウンドにするとか、つまりリクオのような激しい歌を二人で聴くなんてのはロマンティックな夜を過ごす一歩としては自殺行為なんだそうで......。
でもそうなのかなあ、「機関車」なんてイブに聴くほどいい日はないと思うんだけどなあ。
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というわけで、久しぶりに少し寂しい客席でしたが、この夜のリクオの歌はここ何回かの中ではきっと一番感動的に聴けたように思います。「愛の讃歌」なんか涙ぐんでた女性もいらっしゃったようで、現実の愛なんかの何倍も素敵に聴こえる歌の中の愛はやはりいいものです。
プライベートパーティーみたいなインティメイトなライブでしたが、来てくれた方はきっと満足してもらえたと思います。きっとまたすぐに、と思っています。ぜひ次の時はみんなで来て下さい、そうするとまたすぐ!
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2008年12月22日

12/22「深川和美=谷川賢作=小室等」

「もうすぐクリスマス」というタイトルですが,腕にギブスを付けた和美さんと、荒天で線路に木が倒れて電車が不通、前夜の山形は酒田から飛行機で大阪経由で金沢入りした疲れたお二人、というわけで、でもこれがブレイクするからライブというのはやめられません。途中から前夜出演の森下滋=田中邦和チームも飛び入り参加、連弾ありブローありの随分ハチャメチャな、でも素晴らしい夜になりました。中原中也の詞、武満徹の曲にしんみりとし、古いジャズやシャンソンの香りを楽しみ、やんちゃな賢作さんの歌に乾杯という、自分で言うのもなんですが、ちょっとそこらでは聴けないような濃い内容だったと思います。
そうこうするうちに21世紀美術館でのコンサートを終えたピアニスト秋田慎二も登場、アフタアワーはみんなが入り乱れて12時過ぎまで続きました。
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森下君のピアノで小室さんが歌った「スターダスト」、秋田君と田中邦和の「All the Things You are」、賢作さんのバンドマンの歌や和美さんが最後に歌った美しいソプラノ(何てタイトルなんでしょう?)、いみじくも小室さんが言いました、「君たち金をとらないとどうしてそんなにいい演奏ができるんだ!」
同感ですが、でも、だからライブって面白いんですね。
場所をペーパームーンに移して,少し音楽の真面目な話も。お開きは三時を廻っていました。
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2008年12月21日

12/21「土岐麻子=森下滋=田中邦和」

土岐麻子さんはとても素敵な人でした。
そんなことはファンのみなさんはみんな知ってるわけで、今更僕の書く事でもありませんが、これまで何十回と聴いて来た曲をこんなふうにチャーミングに歌ってくれると、やっぱりうれしくなってしまいます。
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それにしても、と思うのですが、ボーカリストにとって声ってのはどうしようもないくらい大事なものなのですね。きっと学者にとってのIQ以上に。
この夜の彼女のボーカルはピアノとサックスだけが相手だったこともあると思うのですが、そのままデイズニーの映画に使えるほどキュートで明るく、聴いてる人達もみんなニコニコ、こんな気持ちのいいライブもなかなかありません。
そこで引き締めたのがバックの二人、特に田中邦和のメロディアスで繊細なテナーはお見事でした。静かに熱く燃えるハートは他のゴリゴリテナーの人達に聴かせたいほど、全く初めての顔合わせのゲルシーのピアノを助けるかのように寄り添う姿はなかなかに美しいものでした。
歌以外はほとんど生音でのライブ、来て頂いた方はきっとジャズのまた一つの魅力を感じて頂けたと思います。可憐な歌、繊細なピアノ、染み渡るサックス、とても贅沢な世界です。
打ち上げは近くのビストロでおいしいワインを。いつになく礼儀正しいゲルシーと邦和が印象的でした。
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2008年12月20日

12/20「溝口恵美子&日景修4」

この頃少しずつ増えて来ている関西方面からのミュージシャン,この4人、その代表選手といっても言い過ぎではありません。そして関西で活躍するボーカルの溝口恵美子、思いっきりシャウトするステージは好きな人ははまりそうです。
今回は全曲クリスマスの曲ばかりという大胆なセレクションですが、アレンジやリズムを変えてあきさせません。
とはいえ、ここ30年クリスマスなんてまともにデートしたこともないこちとらとしては有り難さも半分くらい、敬虔な気持ちになってしまうクリスマスの曲よりはアホにスイングするのを聴きたいなあというのが正直なところでした。
金大出身の日景君は本当にいいベーシストになったと思います、聴いてて思いました。
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2008年12月18日

12/18「セルジュ・デラート・トリオ」

超絶技巧でもなければ、驚くような新しい事をやるわけでもなく、魂を揺さぶるような熱演というわけでもない、フランスの田舎町から出て来たこの地味なトリオの音楽が耳をはなれないのは何故なんでしょう。
何曲かの美しいオリジナルも含めて,全ての演奏が口ずさんでしまいそうなメロディーを持つ佳曲ばかりなのもその理由の一つでしょう。必要以上に長くないキレのいいアドリブも、トリオ演奏の約束事を守りながら時おり魅せるユーモアや曲に併せたカデンツアっぽいイントロもそうだと思いますが、なんて言うか、三人からあふれでる音楽をやる楽しさ、大好きなジャズを演奏する歓び、みたいなものがその本当の理由なのかもしれません。
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何曲もの心に残る曲がありました。人によってそれは違うのでしょうが、もう一度スタンダードの美しさを思い出させてくれる、そんな夜だったと思います。
アンコールでは突然、金大MJS OBのベース、川東優紀がステージに呼び上げられて一緒に演奏するサプライズ、ベースのパスカルが達者なドラムを叩くサービスもありました。
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満員にしてあげたかったなあ、と反省ですが、これからますますライブにはきつい世の中になっていきそうで、でもこんな時間だけは楽しくってツアーマネジャーの篠田さんや澤野工房のプロデューサー、澤野(弟)さんと話していました。
アフタアワー、何でも食べるフランス人がナマじゃないオイスターは信じられないとか日本でワインは飲まない、なんて言ってるのが可笑しい打ち上げでした。
夜中、ペーパームーンでセルジュはまたピアノに座り哀切なメロディーを弾いてくれました。ピアノジャズっていいな、って、そんな感想がうれしい夜でした。
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2008年12月13日

12/13「こうけつ歩美&納谷嘉彦」

1月にちゃんとしたデビューコンサートをやろうって決まった纐纈歩美さん、納谷さんと一緒に一足先のお目見えです。
金大MJSの定演の日だったこともあって、夜9時からというリハも何も無し(サウンドチェックもする時間がなかったのです)のぶっつけ本番でしたが、川東、深田、という一年ぶりくらいの二人も加わってとにかくスタート、ぎこちなさも残るスタートでしたがテナーの神崎君の入った3曲目あたりからリラックスしてきたのか、きれいな音と長いパーカーフレーズがなかなか魅力的、アンコールのブルースあたりではきっといつもはこんなのだろうなという元気いっぱいのプレイが聴けました。
ポスター用にと送ってもらった写真がどこかの写真館のウインドに飾ってある写真みたかったのですが、実際の彼女は違う意味でも魅力的、また一人ジャズのニュースターの登場です。
納谷さんはPTAのお父さんみたいでしたが、トリオになった時のキレはさすがです。
来年、1月30日,もう一度「纐纈=納谷カルテット」をもっきりやでやります。
ぜひみなさんで!
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2008年12月06日

12/6「アナム&マキ」

いろいろあってこの日にもっきりやで,という事になったアナム&マキ、しかもこれが活動中断前の最後の金沢、とあって、このライブもっきりやでやれて本当に良かったとおもいます。
結成以来15年だそうで、「元気いっぱい、全力投球」といったアナマキのイメージも本人達が飽きて来たのかもしれません。ま、本当の理由は自分たちだけが分かるのでしょうからつまらない詮索はやめておきましょう。
この夜のライブは、だからいつもよりは少しだけセンチメンタルだったかも知れません。
でもいっぱいのお客さん達はみんな熱心なアナマキのファンでした。
最後のアンコール、中嶋みゆきの「ファイト!」はそのままこれからの彼女達に捧げて上げたく思います。
いつまでも関西のノリの良さを忘れずにカッコ良くロックンロールしてください。
そしてきっとまたどんな形であれここに戻って来てください。
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2008年12月05日

12/5「おおはた雄一&芳垣安洋」

この頃、朝店に来て最初にかけるのがおおはた君の歌う"Small Town Talk"、ナチュラルなサウンドとリラックスした歌声がもっきりやにはぴったりです。高田渡の「コーヒーブルース」もこんな名曲に歌われる京都の「イノダ珈琲店」をうらやましがりながら口ずさんでしまいます。
ジャズドラムスの鬼才芳垣安洋をフューチャーしたおおはた雄一の今回のライブはとても良かったと思います。歌やギターがいいのは当たり前なんですが、今回驚いたのがドラムスとの相性の良さです。メリハリの効いたアクセントやグルーヴは時にはバンドサウンドに聴こえるほど、さすが芳垣さん,です。
ディランの「風に吹かれて』、久しぶりに聴きましたが、やはりいい歌です。そして決して力まないおおはた君の歌、いいものを聴かせてもらいました。
打ち上げはこの季節やっぱり「いたる」だろう、ってことでいっぱいおいしいものを食べました。
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2008年12月02日

12/2「ブルース・ザ・ブッチャー&レヨナ」

近頃では一番のヘビー級ブルースライブでした。
全身全霊の四人のブルースマン達とセクシーにシャウトするレヨナ、本当にいいものを聴かせてもらいました。グルーヴがあふれるような店内は12月だというのにライブの熱さそのままにむせ返るよう,切り裂くギター、泣きまくるブルースハープ、そしてシンプルだけどへヴィーなビート、最高のブルースバンドです。
そしてレヨナ、金沢は初めてだそうですが、ヴァイタルな歌とチャーミングなステージは来た人みんなを虜にしたようです。
二時間を越す音空間はやるものも聴く者も完全燃焼、気持ちいい夜でした。アンコールのハウンドドッグはうれしかったです。

このメンバーだと打ち上げはやっぱり「いたる」、蟹、鰤、牡蛎、白子、と金沢の冬の居酒屋を満喫、みんな元気にまた会いましょうと夜に消えて行きました。
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2008年11月24日

11/24「寺岡呼人....徒然道草」

この日は別にエリック・マリエンサル@芸術村のコンサートもあって心は揺れるのです。でももう5回目の寺岡呼人、最初の時の距離感(なんて言うか、彼だけではなく、この頃よく来てくれた上田現や杉本恭一もそうだったのですが、微妙に僕とは時代のずれたロックバンドのミュージシャン達の音楽の違和感、みたいなものでしょうか)が彼の持つ上質のポップス感覚で埋められて行くのを聴くのはこの何年、楽しい時間でした。
たくさんの熱心なファンの方に囲まれて、いいライブだったと思いますが、アンコールのアンプ飛ばしたの,本当にごめんなさい。
オーディオ用の繊細なアンプでライブのPA用の音を出そうとした僕が浅はかでした。
次の日、アンプは入院しました。
終ってからは月曜の休日ということもあって夜中までやってる数少ない料理屋へ。
スペイン行ってきたばかりの元気なオーナー、おいしいワインといろんな料理、美味しかった!(ですよね?)
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2008年11月20日

11/20「中路英明&伊藤志宏」

これほどシンプルなセットだとミュージシャンの本当の魅力の全てがわかります。
ピアノとトロンボーン、しかもノーマイク、スタンダードにジャズの名曲、彼らのオリジナルが一曲づつというバランスのとれたプログラム、派手さはないけれどジャズのスピリットにあふれた素晴らしいライブだったと思います。
ビッグバンドでも最高のセクションプレイヤーである中路さんですが、今夜は見事なアドリブプレイヤー、温かな音と絶妙のメロディーラインがトロンボーンの魅力を伝えてくれます。
ピアノは金沢初めての伊藤志宏、30歳だそうですがあふれる才能とチャレンジの怖いものなさは聴いていて気持ちがいいくらい、これからのジャズピアノの大事な一人になっていきそうです。
聴いてくれたのは金大のビッグバンドのメンバー達、今後も直接の指導とライブが結びつけばいいなと思います。
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2008年11月18日

11/18「ソノローサ」

ブラジル音楽のユニットとしては不思議に温かい(熱い、ってんじゃないんですね)雰囲気で、お二人の人柄そのままなんだと思いますが、多くはなかったけど集まってくれた方もみんなファミリアーで、いい夜になったと思います。ショーロの名曲など僕のあまり知らない世界を聴かせてくれました。
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2008年11月17日

11/17「スパニッシュコネクション」

送ってもらったアルバムからも魅力的な曲が満載、アランフェスやリベルタンゴなど好きな人にはたまらないライブでした。スペイン行った事ある人は勿論,高い音楽性、エキゾティックなメロディー、鮮烈なリズム、と一度聴いた人を虜にする魅力があります。
4人とも素晴らしいのですが、やはりこのバンドの華はヴァイオリンの平松加奈、サルガヴォやイーラの名だたるヴァイオリニスト達と較べても一歩も引かぬ圧倒的なプレイだったと思います。
次の機会は何とかもっとたくさんの人に聴いてもらいたい、と切に思います。
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