2011年12月31日

12/31「SESSION AT NEW YEAR'S EVE !」

毎年思うのですが、大晦日の夜にライブやって誰が聴きに来てくれるだろう、普通こたつで紅白だよな、と。
ずうっと昔、もっきりやができた年(1971年です!)の頃の金沢の大晦日の夜は、凄かったんです。
ロックやジャズの店は元日の朝まで営業、その頃ラブロの隣にあった「ヨーク」なんかも夜中の3時頃行くと、大げさでなく座るとこなんてまったくなく、勿論もっきりやだって初詣帰りのグループで超満員、ロックかけてた「ヴィ・ヴォーグ」もいっぱい、朝になるとそのまま元日の営業、と、まあ、金沢の若者みんなが片町に集ってたという今からは想像もつかないようなにぎわいでした。
ちなみにそんな時よくかけてたのが浅川マキやジャックスだったわけで、もっきりやは正統なジャズ喫茶ではまったくなかったのです。
なぜ大晦日の夜ライブを続けるかというと、その頃埋め込まれたDNA〜大晦日の夜はいそがしい〜の為、というのも少しはあるでしょうが、それよりは節目の時にみんないるっていいじゃない、という単純な理由だと思います。
という訳でこの夜もいろんな人が集ってくれました。みんなと一緒に飲んでたので写真はあまりよく撮れてなく、この優希さんの写真もピンぼけ、ごめんなさい。
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みんな初詣に出かけ、僕は酔っぱらっててあまり憶えていない大晦日になりました。

みなさん、今年はありがとうございました。
思いもかけないような人達が来てくれたり、きっとこの音この瞬間だけだよね、というような時があり、お客さんからも勇気づけられる言葉をたくさんもらいました。
来年も何も変わりません。このバックステージも見た人が、ああ、この時ここにいたかったなあ、と思ってもらえるようなライブがたくさんありますように。
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2011年12月30日

12/30「BYE BYE 2011 ....HARDBOPPERS」

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随分久しぶりのハードバッパーズ、金沢でもちゃんとしたコンボがあったらいいなあ、というところからスタートした3管のハードバップバンドですが、簡単なアンサンブルといきいきとしたアドリブというジャズらしさがそこそこはでているんではないでしょうか。
3人のフロントこそがこのバンドの華というか命なんですが、特にトランペットの丸杉さんのアドリブは今夜も最高、バンドを引っ張ります。年の終りに3管のハードバップでお客さんが来てくれるというのは有り難いことです。感謝!
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2011年12月29日

12/29「SESSION 1229...長島一樹とともに」

この季節、すっかりおなじみになってしまったバリトンサックスの長島一樹、今夜も村中=河井=川北というリズムと三瀬まりののトランペットとともに熱演、玄人好みのバリトン・プレイヤーの愛奏曲もまじえてのなかなかレベルの高いレパートリー、単なるセッションと呼んでは申し訳ないような中身の濃い夜になりました。
ただ、長島君の熱演の姿、撮るのを忘れました。ごめんなさい。代わりにピンぼけの千晶さん、しっかり写っている安部君、久しぶりの神崎=三瀬フロントの写真を、この右側に長島君が隠れています。
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いろんな人達が来てくれて久しぶりの出会いに長島君もニコニコ、よかったと思います。
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2011年12月28日

12/28「Anovio....森下滋&真部裕&伊藤ハルトシ」

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山下さんとのデュオの後金沢に残った真部君が森下滋、新加入の伊藤ハルトシとの新生Anovioで三日連続のヴァイオリン・ショウに挑みます。前回のAnovioはどれくらい前だったか憶えていないくらい、だから今回のこのユニットは初演といってもいいのかもしれません。
チェロの優雅さが加わって、3人のオリジナルの美しいメロディーがさらに優美さを増します。(この3人、奇麗な曲を書くのです)
いつもの「あれやって」攻撃は今回は「ラ・パッショナーラ」、きっと初めての人もこの深い旋律には心を打たれたと思います。3人とも素晴らしい演奏でした。そして勿論アンコールの「チャルダッシュ」、やっぱり〆はこれでしょう。
今夜はカロリーも気にして「いたる」でお魚、ファンの人達も一緒でなごやかに。
この3人にチャカさんを加えてライブやろう、という言葉、忘れてませんからね。
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もっきりや初登場の伊藤ハルトシ君、センシティブな感性の好青年です。
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2011年12月27日

12/27「スパニッシュコネクション、今年もありがとう!」

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今夜の演奏が今年のスパコネの演奏納めだそうで、終わってからスパニッシュ宴会という楽しみな夜になりました。
まだまだ忘年会の街中、やはりいつもに比べるとお客さんは少なめですが、演奏はそんなこと吹き飛ばすような熱演です。
熱演後の集合写真、みんないい顔してます。
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打ち上げのアロスはいつもの酒池肉林、ついに子豚(イベリコ豚です)の丸焼きまで出て来ました。石浦君、感謝!
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2011年12月26日

12/26「山下洋輔&真部裕...もっきりや40周年ファイナル!」

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ここ二、三年もっきりやでの山下洋輔ライブがなかったので、古希を前にした山下さんと40周年のもっきりやのコラボをやりたいよー、ってマネジャーの村松さんにお願いしてたのがかないました。そして前日が21美でのソロコンサートなんで、もっきりやでは何か今までやったことのない組み合わせを、と思って考えた結果が真部君とのデュオに。
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今までの何度かのステージで、彼の魅力はまだまだ全部を発揮していないと思っていたので、お互いにインスパイアし、される相手として山下さん以外の人は考えられませんでした。
あとは曲です。お互いのオリジナルをやるのはいいとして、真部君がいつも美しく仕上げているピアソラの「リベルタンゴ」、これは二人のデュオで聴きたかった、で、村松さんにいかがでしょうかとお伺いをたてたのですが「山下はピアソラはやりません」というつれない返事、しかたなく「二人で「寿限無」や「俳句」(ちなみにどちらも山下さんの山下さんでなければ書かれなかった名曲です)やってもはまりすぎだろうし(真部君はお笑いも大好きな青年なんです)」なんて考えてたのです。
だから最後に激しく舞い上がる「リベルタンゴ」を聴いた時、しかも今までのどれとも違う激しく美しく爛熟の香りさえするこの演奏には本当に息をのむほどでした。
タンゴではあるんだけど、後ろで激しくジャズを主張する山下洋輔のピアノがあってこそ花開いた名演だったと思います。
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こんな演奏の後のお酒が美味しくないはずがありません。
このギグを見逃せないと駆けつけた森下滋、ライブ中となりの「いたる」で宴会してた土岐英史バンドのみなさん(市原ひかりや秋田慎治、坂井紅介という豪華バンドでした。ホテルでの演奏だったそうです)もいっしょになってペーパームーンは金沢じゃないみたい。
こんな夜があと何回作れるだろう、などと思いながらでもこんな仕事やってて良かったな、こんな人達と会えて良かったな、とうれしく思っています。

いろいろと無謀なお願いをしたのに嫌がらずに答えてくれたお二人、間で道をつけてくれた村松さん、そして相変わらずの超満員の快適とはいえない状況で聴いてくれたファンのみなさん、ありがとうございました。これに懲りず、いや、味をしめてもっともっととんでもない組み合わせを考えていきましょう。
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2011年12月25日

12/25「KENNY T MEETS MOMOHOLIC」

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延べ10数人の大所帯バンド、KENNY T と momoholic のジョイントライブ、場所的に無謀という声もあるのですが、これがやってみると音も最高、ももちゃんと五月姉さんのボーカルもソウルフルにとおりマイクの数も思ったより少なくてすんでサウンドもナチュラル、なかなかいいギグになりました。
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終わった後はそのままクリスマス宴会、案外久しぶりの顔もあって、みんなに会えたいいクリスマスでした。
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2011年12月24日

12/24「SESSION at Christmas Eve !」

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イブに何にも無いのも寂しいね、というところから急遽実現したイブのセッションでした。
でも急なわりには小川賢人(p) 川東優紀(b) 中沢宏明(ds) 三瀬まりの(tp) TK水野(g)という金沢のオールスターみたいないいメンバーが集ってくれ、なかなかに大人のジャズ(?)の夜になりました。水野君の司会進行で楽しい曲ばかり、途中、ボーカルの細木ゆうきさんも飛び入り、イブらしい華やかさも。
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トナカイピアノの小川君も久しぶり、ファンの女の子もできたみたいで、よかったよかった。
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2011年12月22日

12/22「フラリーパッド・クリスマススペシャル」

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この季節にサンタのかっこで演奏できて、しかもそれがやらしくないというのはフラリーの二人の人柄にもよるのでしょう。
いつもにまさる熱演(しかも明るい!これは大事です)でファンも大喜び、気詰まりなレストランのクリスマスディナーなんかより数倍楽しいと思うんだけど....。
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2011年12月17日

12/17「クリスマスだよ、ザッハトルテ」

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デビューしてもう十年にもなるんだそうで、時間のたつ早さにただただ驚いています。
こういう音楽をやっていると深化していくしかないのかなとも思うのですが、でも最初の頃のアマチュアっぽい可愛らしさ(手品だけじゃありません)は今も健在です。
熱心なファンの歓声にのって今夜も最高に楽しいライブになりました。初めての人も何度も足を運んでいる人も一緒になっての声援を聞いていると、この3人、つくづく幸せ者だと思います。
また来年もどうぞよろしく。
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2011年12月16日

12/16Hitoshi Arai Acoustic Live Tour "Walk Out To Winter 2011"

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初めての新井仁、クリスマス帽子をかぶってのアンコールです。
カバーもまじえた気持ちのいいライブでした。
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2011年12月15日

12/15「中林薫平トリオ」

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趣味のいいピアノトリオです。
特に金沢は初めてのピアニスト田窪寛之のスインギーで楽しげな明るいピアノはご機嫌で、集ってくれた金沢のミュージシャン達も大喜び、二人のもう中堅と言ってもいい二人(といってもみんな30歳くらいだそうですが)の好サポートもあって楽しいライブになりました。
アフタアワーは金沢のメンバーもまじってのセッション、こういうのはやはりいいですね。
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2011年12月10日

12/10「寺岡呼人弾き語りツアー 徒然道草〜第八幕〜」

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素敵にピアノで弾き語りの呼人です。
街は土曜日、忘年会やパーティーでごったがえす、ライブをやるにはちょっと気の毒な夜でしたが、僕にはとてもいいライブに聞こえました。力強いステージでした。
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2011年12月04日

12/4「FACINATION...佐山雅弘&北浪良佳」

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本当にいい夜でした。
初登場の北浪良佳さん、こんな店よりももっと豪華なクラブにいた方が似合いそうなゴージャスな女性ですが、的確な曲の選び方や関西の入ったMC、そして何よりしっかりと歌う姿はあっという間にみんなの心を掴んでしまったようです。先月のギラ・ジルカに続いて神戸出身の素晴らしいシンガー、また一人何度でも歌ってほしい人が増えました。
けっして満員というわけにはいかなかったのですが温かい拍手はきっとみんな僕とおなじ事を感じてくれたのではないかと思っています。
そして勿論佐山雅弘、オールラウンドの美しく、ダイナミックでリリカルなピアノは少なくともこの世界では最高だと思っています。この夜も古いスタンダードからロックの名曲、武満徹まで、ソロにバッキングにとため息の出るようなピアノを聴かせてくれました。
アフタアワーのペーパームーンには能登から駆けつけた森下滋も合流、差し入れのシャンパンで楽しい夜はふけていきました。
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2011年12月03日

12/3「まちなかサウダージ メヲコラソン」

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まちなかサウダージの三回目、もっきりやは初めてのメヲコラソンの登場です。
キュートなボーカルのEMiKO VOiCEとギターの助川太郎のデュオユニットですが、僕は今回聴くのが初めて、サンバ一色というよりポップさを加えたサウンドとレパートリーが魅力です。
12月最初の土曜日で街は宴会モード、なかなかライブには集中できない夜だったのかもしれませんが、どうせどこかで飲むんなら、こんないい音楽聴きながら飲んでくれればいいのに、などと。
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2011年12月01日

12/1「BASS SAXOPHONE...Klaas Hekman」

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ベースサックスというのがどれほどの大きさの楽器なのか、やっぱり実際に見るとなかなかです。(ちいさな女の子ならケースに入れるおおきさ、なんだそうですが)重くて大きいからサックスの曲がっている所にスタンドを付けて吹くのです。
梅津さんも面白がって買ったそうですが、今は納屋の奥だそうで、とにかく、バリトンにあるロマンティックさのかけらもない鈍重な感じです。逆にそこが愛嬌といえばそうで、大きな熊さんみたいな感じでしょうか。
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クラース・ヘックマン(ヘクマンの方が近いようですが)はオランダ人らしく、190センチくらいはある紳士で、武骨にこの楽器と格闘しています。無調でリズムもない演奏ばっかりだったらちょっと困るなと思っていたのですが、ヤヒロさんの素晴らしいパーカッションが見事にグルーヴさせ、梅津さんの鮮烈なアルトとレイジーなバスクラがからみ、谷中さんの太いベースが加わると、思いのほか明るく陽気なジャズをも奏でられるのです。実際、三管(谷中さんのアメリカ時代の友人がトランペットで参加、時にドン・チェリーみたいで熱演)のアンサンブルは時にエリントンぽかったりしていいものでした。
こんな音楽をし続けることの困難さは大変なものだと思いますが、これからもぜひ。
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2011年11月29日

11/29「平井景プレミアム -DVDリリース記念・TOUR2011」

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平井景プレミアムというわけで華やかなオールスターバンドが実現しました。
平井景のメロディアスなオリジナル(名曲揃いです。みんなテイストが少しずつ違い、本当に豪華です)を中心に名手達のですから店の中はヒートアップ、時間を忘れるスリルいっぱいの熱演は11時近くまで続きました。
作曲や演奏だけでなく、アレンジ、構成、と丁寧に考えられたこのライブ、セッションというよりもウエルメイドのスリリングなショウを見ている感じ、ルックスも含めて今の日本のジャズ=フュージョン・シーンではトップグループだと思います。
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2011年11月27日

11/27「カンタドール〜歌い人〜」...渡海真知子&加々美淳&及川麻里」

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華やかにサンバの夜、今夜はセウシーニョ・シウヴァがプロデュースした彼女のファーストアルバム「カンタドール〜歌い人〜」を持っての金沢ライブでした。前作の「酔っ払いと綱渡り芸人」という楽しいアルバムは渡海真知子&加々美淳の共作でしたから、渡海名義のファーストアルバムはこの「カンタドール」が初めて、それも横浜の「KAMOME」に続いて二回目の発売記念ライブだから真知子さんのテンションも高め(実はあがりっぱなしなんですが)です。
サンバのレッスン参加している人達も含めてたくさん聴きに来てくれ、温かな雰囲気で3人のライブは始まりました。
アルバムからの曲も多いせいか、真知子さんは曲の内容をいつものようにポルトガル語をまじえて、こんなにいい歌詞なんだよ、って伝えてくれます。及川さんのサックスのオブリガードがいつも以上に唄の表情を深め、初めて聴く唄が多いにもかかわらずどれも古くからのサンバのクラシックスのよう、加々美淳のギターも相変わらず美しくサウダージを伝えます。
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今度は1月22日(日)、パンデイロの名手でこのアルバムのプロデューサーでもあるセウシーニョ・シウヴァを迎えての豪華セッション、更に成長した渡海真知子の姿に会うことができるはずです。
加々美さん、今回は髪しか写っていませんでした、ごめんなさい。次はちゃんと。
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2011年11月26日

11/26「二階堂和美ワンマンライブ〜にじみの旅」

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さてさて、テーブルも全部出した店内に詰め込まれてカウンターの上にまで座らされ、かつ60年代ならいざ知らず2011年にもなってこんな客を客扱いしない状態で我慢していただいて、でも本当にたくさんの人から、最高でした、泣いちゃいました、生きてて良かった(これ、本当です)、今年最高(当たり前です)、また来ます(これうれしいです)、など言葉をかけていただきました。
言うまでもなく、これらは全て二階堂和美に対する賞賛なのですが、僕も、はしっこで、ほんとにうれしく思っています。
この日のライブの素晴らしさ、圧倒的な想いの深さについては、来られた方一人一人のものですから、ここではただ「大好きです、二階堂和美さま」とだけ書いておきます。
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ここではもう一つ、雑草のような個性的で魅力的なNIJIMI BANDのみなさんも紹介しておかなければ。
バンマスっぽいのはパーカッションとスティールドラムの山村誠一、表情豊かな音創りがステージにより民俗的な幅を持たせます。秋祭り(夏祭りでもいいのですが)のようなわくわくするお囃子は素敵にフィットしていました。
フルート、その他でこれも変幻自在の音を創るのは曽我大穂、すすり泣くブルースハープは切なく女心(男心、か)に寄り添います。
ベースはその特徴ある風体(このバンド、みんなそうなんですが)からもその名が納得できるガンジー西垣、沖縄のジャズシーンを、ウッドベースを抱えて原チャリで移動するという伝説のジャズマンです。
そして、もっきりや40年で初めて赤ちゃんを抱いたままピアノを弾いてくれた黒瀬みどり、広島在住の酒屋のアルバイトにしてピアニストで母、リリカルなフレーズはそっと唄を包みます。
赤ちゃんは遮音ヘッドホーンをしてすやすや、きっと遠くで聞こえるような極上の音楽は何年か後、この子の胎教(もう生まれてるけど)みたいになって天才を育てることになるかもしれません。
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この素敵なメンバーについてもっと知りたい方は和美さんのHPに楽しい紹介が乗っています。
http://www.nikaidokazumi.net/

ライブが終わって少し経ってこのバックステージ書いているのですが、何がいいって(何がうらやましいって、と書いてもいいのですが)
広島で家族と暮らし、こんなに日本の唄が好きになるようなアルバムを日本中に散らばってる素敵な音楽仲間とともに造り、ほとんど日本列島を横断するような旅を秋の枯葉が始まりそうな北海道から始めて沖縄まで、最後はクリスマス前の渋谷のクアトロという唄の旅は、きっと何ものにも代えられない最高の人生なんだと思います。
こんな笑顔は、でなければ生まれません。
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ありがとうございます、和美さん、バンドのみなさん、最初に彼女を紹介してくれた「あうん堂」さん、寒い中外で物販を手伝ってくれたスタッフのみなさん、そして、こんな状態の中、最後まで楽しんでくれたであろう来て下さったファンのみなさん!
きっとまた!
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2011年11月25日

11/25「宮田和弥 presents SLOWCAMP 弾語りでツアー 2011 再旅」

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3度目のもっきりや、今回は前日富山公演があったので、いつものようなすし詰め状態ではありませんが、でも熱心なファンでいっぱい、懐かしい唄もまじえたMIYATA WORLDにみんな幸せそうです。
二晩続きの「いたる」も美味しかったし、宮田君、また今度、と去っていきました。
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