ずうっと昔、もっきりやができた年(1971年です!)の頃の金沢の大晦日の夜は、凄かったんです。
ロックやジャズの店は元日の朝まで営業、その頃ラブロの隣にあった「ヨーク」なんかも夜中の3時頃行くと、大げさでなく座るとこなんてまったくなく、勿論もっきりやだって初詣帰りのグループで超満員、ロックかけてた「ヴィ・ヴォーグ」もいっぱい、朝になるとそのまま元日の営業、と、まあ、金沢の若者みんなが片町に集ってたという今からは想像もつかないようなにぎわいでした。
ちなみにそんな時よくかけてたのが浅川マキやジャックスだったわけで、もっきりやは正統なジャズ喫茶ではまったくなかったのです。
なぜ大晦日の夜ライブを続けるかというと、その頃埋め込まれたDNA〜大晦日の夜はいそがしい〜の為、というのも少しはあるでしょうが、それよりは節目の時にみんないるっていいじゃない、という単純な理由だと思います。
という訳でこの夜もいろんな人が集ってくれました。みんなと一緒に飲んでたので写真はあまりよく撮れてなく、この優希さんの写真もピンぼけ、ごめんなさい。

みんな初詣に出かけ、僕は酔っぱらっててあまり憶えていない大晦日になりました。
みなさん、今年はありがとうございました。
思いもかけないような人達が来てくれたり、きっとこの音この瞬間だけだよね、というような時があり、お客さんからも勇気づけられる言葉をたくさんもらいました。
来年も何も変わりません。このバックステージも見た人が、ああ、この時ここにいたかったなあ、と思ってもらえるようなライブがたくさんありますように。