
もっきりや44年のなかで忘れられないライブの夜というのはいくつかあります。そしてそのかなりの部分が麻田さんのトムズキャビンの制作によるものだというのは、いいミュージシャンをチョイスしているというのは勿論ですが、このアメリカン・ルーツミュージックなるものの本質的な魅力によるのではないかと今夜思いました。
素人っぽさこそが命、というようなラフなアンサンブルの合間から心の琴線に触れる宝物のようなギターやフィドル、マンドリンのソロ、セクシーなボーカル、とても近い距離のお客さんも一緒にミュージシャンの奏でるグルーヴに身を任せられる幸せな空間こそがライブの楽しさなんだと。
ジム・クエスキン、三回目のもっきりや、そして素晴しいバンドでの演奏、そんな一日を。
サウンドチェックの段階からトムズの麻田さん、いい感じです。

メンバー揃いました。クラリネットの近藤さんはサモアの後ろでした、すみません。

佐藤良成と差しで勝負、ではなくて真剣な交流です。

抜群にスイングする5人、至高のサウンドです。

曲によってはセクシーに。サモア・ウイルソン、バンドマン達の表情も緩みます。

さすがに鋭い佐藤良成、サモアに最高のサポートです。

正味二時間、二十曲近くの素晴しいステージでした。この人と同じ舞台に立てるだけで幸せ、というそんな気にさせてしまう圧倒的な魅力が音楽を通じてにじみ出て来るような、おそらくは二度とない瞬間でした。
打ち上げは近くの鉄板焼き屋さんからペーパームーンへ。本当にいい夜でした。
最後に、ちょっとボケ気味ですがジムさんとの記念写真、恐縮です。