2016年11月30日

楠直孝(p) カイドーユタカ(b) 嘉本信一郎(ds)

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初めての3人、ピアノの楠直孝は村上寛バンドのドラムスとしても活躍しています。前日の音楽堂の交流ホールでのコンサートは主催者の努力もあって満員の盛況だったようですが、さすがに今夜は静かな集まりになってしまいました。達者な3人のプレイは良かったですよ。
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2016年11月29日

「天野雅康クインテット レコ発記念"No Problem"」 山田洋資(tp) 横原由梨子(ts) 平光広太郎(pf) 谷井直(b)天野雅康(ds)

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連夜のハードバップナイト、この夜はモダンジャズの王道、テナーとトランペットに3リズムという編成です。曲も耳慣れた名曲が多く、大学のジャズ研の人たちには何よりのサウンドと思ったのですが。
まあ、この時期、皆さん忙しいのはわかるのですが、クインテットの熱演に答える拍手がもう少し多ければ、と。
さて演奏についてはフレッシュさ、意気込みともいっぱいで、楽しく聴かせてもらいました。
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紅一点(こんな言葉も死語なんですが)の横原由梨子さん、いい感じです。
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2016年11月28日

「奥平真吾 "The Special Force"」 奥平真吾(ds) シェリル・ベイリー(g) 堀秀彰(p) 古木佳祐(b)

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毎回「素晴らしいライブでした」って書いてもきっと読んでくれてる人は、また同じこと言って、くらいにしか思ってくれないんでしょうが、こんなすごいミュージシャンたちが毎夜、もしかしたら一生に一度(年に何度もくる人もいますが、それはそれで)の金沢公演、そうとなればその完成度、想いは半端ではありません。
初めてのシェリル・ベイリー、古木佳祐、サイドマンとしては初めての堀秀彰、そしておそらく15、6年ぶり、辛島文雄トリオ以来の奥平真吾、それぞれの思いは違えども、ジャズを演る楽しさに溢れた究極の真剣勝負、いいライブになりました。
これぞジャズギター、というシェリル、全身鬼のジャズドラムが見事な奥平、そして驚いたのが一見クールで理知的な堀秀彰の燃え上がるアドリブ、初見ながらときにバンドを煽るような強烈なビートの古木佳祐、聴いてた人はみんなニコニコしながらやっぱりジャズだよね、と言いたくなるような最高の2時間半でした。
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ピッツバーグ生まれのシェリル、なんてチャーミングな人なんでしょう。若い時はヘヴィーメタルやってたという残照を皮のパンツに残し、タトゥーにも飽きて、今、ジャズを愛する50歳、バークリーで若い人を教えているという穏やかさとアグレッシヴなプレイはどちらも素敵でした。
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2016年11月27日

「トリニテJAPANツアー2016『神々の骨』金沢公演」 Trinity:shezoo(シズ)(p) 壷井彰久(vl) 小森慶子(cl) 小林武文(per)

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現代音楽などと呼ぶにはあまりに濃くメロディアスな世界でした。旋律も響きも中欧あたりの映画音楽のように不安に満ちていながら官能的、ちゃんと育った大人にのみ共有できる世界だったかもしれません。いろいろな困難乗り越えてライブを実現させてくれた皆さんに感謝です。
打ち上げも楽しく、ミュージシャンの方々ともいろんな話ができました。こんな写真も。
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「Labanko」 https://www.facebook.com/labanko.labanko/ ダラマン・ジャバテ(vo &per) チヒロ(cho.&アフリカンハープ「コラ」) アケミ(cho&アフリカン木琴「バラフォン」) マキ(cho&フルート)クサ(G) コーユー(B) ミズオカ(Ds)

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「ラバンコ」、初めて聞く名前のバンドでさあ、どんなのがと思っていたのですが、これがなかなかソウルフルで民族楽器の音にエネルギッシュなヴォーカルがかぶさる魅力的なサウンドでした。
もともと「マライカ」くらいしか知識がないので、マリの音楽(オリジナルも何曲かはいるのですが)はみんな初めて聴くものばかり。でもどこか底の方で通じるようなかすかなノスタルジーがあったのも事実です。
またいつか出会えるかも。
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2016年11月25日

「Karl Seglem Acoustic Quartet from Norway」 カール・セグレム(sax, goat horn)アンドレアス・ウルヴォ(p)スィッガード・ホール(b)ヨナス・ハウデン・ショヴァーグ(ds)

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毎回お客さん集めるのに苦労するノルウェイジャズですが、内容は本当に素晴らしいのです。(例外っていうか僕の理解力を超えるミュージシャンはいましたが)
今回も山羊の角笛、っていうんでちょっと引いたのですが、とんでもない、カール・セグラム、堂々たるサックスプレイヤーでした。おそらくはノルウェイのトラッドをもとにしたのでしょう、美しい神秘的なメロディーを軸にアグレッシヴな部分と静謐な部分を交互に見事なタペストリーを織り上げていきます。聴いている側には組曲のように聞こえた長い演奏も、実は部分部分独立した別の曲だそうで、ゴートホーンもその色彩だと思えば効果があったのかもしれません。
OAの濱西カルテットもストレートジャズを好演、ノルウェイのメンバーも拍手を送っていました。
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アフタアワーは珍しくみんなで夜中のペーパームーンヘ。気に入ってもらえたみたいです。
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2016年11月24日

「アリさんのハーモニカ!...松田幸一/西海孝」

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昨日のMFQにも通じるレパートリー、クラシカルな曲も含めてハーモニカとギターのアンサンブルが本当に気持ちいいんです。そしてアリさんの温かなヴォーカル、アンコールの「グッドナイト・アイリーン」までのいい時間でした。
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2016年11月23日

「Modern Folk Quartet Last Tour」 Chip Douglas(b,vo)Jerry Yester(g,vo)Cyrus Faryar(ukulele,vo)Henry Diltz(banjo,har,cl,vo)

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楽しくって懐かしくって、年上の人たちに失礼ですが愛おしい気持ちさえ湧いてくるような、そんな夜でした。
寒そうにジャケットにくるまって入ってきた彼らが舞台に立つ時はかっこいいアロハ、ハワイで結成されたというルーツそのままで嬉しくなってしまいます。
この四人でのツアーは久しぶりなのかもしれません、出だし不揃いの時は笑いながら「Take 2」、休憩なしの2時間近くは70歳を超えやがて80という四人には決して楽ではないかもしれませんが、終始楽しそうにステージを勤める姿は本当に幸せそうです。
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アンコール、なんとなんとチップ・ダグラスとジェリー・イェスターがステージに残り、二人だけで珠玉の歌、もちろん「Day Dream Believer」もです。ジェリーさんは"Loving Spoonful"の懐かしい歌を2曲、こちらも"Daydream"です。
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1963年から今までメンバー全員が変わらずに、しかもみんな元気で歌い演奏し、この世に生きている、というそれだけでも素晴らしいじゃありませんか。
打ち上げの「いたる」もたくさんの種類の魚見ながら、これはハワイにはいないとかこの顔は可愛くないとか大騒ぎ、愛すべき四人でした。
またやりたいな、またここで歌いたいよ、っていう最高の言葉をもらって、また一つ自慢できることが増えたかもしれません。
麻田さん、KAZさん、本当にありがとう、お互い、いつまでもこんなこと楽しみ続けましょうね。
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2016年11月22日

「Trio the Kimberley...木村郁絵=川東優紀=海野俊輔」

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すっかりお馴染みになったこのトリオ、かなりいいレベルにきてると思うのですがどうでしょう。
なかなかアグレッシヴなサウンドのKIMのピアノとグルーヴィーな川東のベース、そして二人を励まし、サポートしてくれる海野俊輔の流石のドラムス。
コンテンポラリージャズって何?って感じのフィニアス大好きキムの元気なピアノが楽しく聞かせてくれます。
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2016年11月21日

「矢堀孝一…YABORI SESSION 2016」

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たくさんのお弟子さんたちも集まってのジャズセッション、ギターフリークの人たちって本当に仲がいいんですね。みなさん、ありがとうございました。
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2016年11月20日

「堂島孝平 × SOLO TOUR 2016『俺が、ゆく - neo - 』」

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満員のファンの人たちとの楽しいライブショウ、最後は外に飛び出してブルースハープで遊ぶ大サービス、みんなニコニコです。
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2016年11月19日

「ABUKU...桑名晴子アゲイン!with H.U.」 桑名晴子(vo,g) H.U.(vo,g)

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もっきりやは2回目の晴子さん、ずっとリラックスしてグルーヴィーなステージでした。HUのエレキギターもいい感じ、"6時のターミナルで" と歌いだす「あの頃のまま」の晴子さんは最高でした。
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2016年11月18日

「ジュスカ・グランペール...六感が目覚めるサウンドvol.2」 ジュスカグランペール:高井博章(g)ひろせまこと(vln) ゲスト:ウイリアム プランクル(チェロ)

JU1.jpgJU2.jpgハンサムなチェリスト、ウイリアム君を入れてのトリオが新鮮なジュスカ、今回もたっぷりとジュスカの世界聴かせてくれました。最初の金沢からもう10年以上が経ってしまったってウソみたいですね。新しいファンに彼らの魅力知らせないとね、頑張りましょう。
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2016年11月15日

「金子マリ(vo) 有山じゅんじ(vo,g)/北陸2016」

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いつも来ていたように見えますが、有山さんがちゃんと歌うのはきっと20数年ぶり、飲み屋でばかり会ってるみたいですがリスペクトする気持ちはずっと一緒です。
マリさんはここ少し渋谷さんとのことも多くてジャズも歌っているのですが、同じ時代の有山さんとのデュエット、40年くらいの時計の針は一瞬に戻ってしまうはずです。
お二人のステージは本当に素敵で、ボニー・レイットもジェームス・テイラーも登場、コテコテの歌もいっぱい、あんまり似合わないジャズのスタンダードまであっという間に自分たちの色に染め上げるのです。
金沢でもあの頃、マリさんも有山さんも、いや上田正樹に裕さん、木村さんに勘太郎に、なにか第2の故郷のようにブルースやロックのミュージシャンたちがいつも来ていたような時代が、もっきりやの3階にあったラストサマーという店で毎晩大騒ぎしていたような、そんな頃があったような気がします。
そんな勢いが今は感じられないのはちょっと寂しいですが、でも、まあ、きっとこの街のどこかにまだまだそんな想いも残っているのでしょう、一瞬でもストリートにいる自分を思い描けたらきっとまたこの夜の歌に熱い共感を感じていただけるのではないかと。
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2016年11月12日

「ムーンライダーズ金沢ミーティング」 白井良明、鈴木博文、武川雅寛トーク&ライヴ

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土曜の昼下がり、ムーンライダーズのメンバーが満員のお客さんの前でTHE BANDの"THE WEIGHT"を演る、なんてのはちょっと出来過ぎのシチュエーションかもしれません。
お昼からカウンターの中でビール飲んでしまいました。
メンバーの皆さん、クルーの皆さん、セットしてくれた京田さん、そして遠くからも駆けつけてくれたたくさんのファンの皆さん、本当にありがとうございました。
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2016年11月10日

「先カンブリア・クラリネット四重奏団」 清水一登(bcl) 梅津和時(cl,bcl) 近藤達郎(cl) 多田葉子(cl)

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いつものグルーヴィーな写真というわけにいかないのが今夜のコンサート、クールでインスト・アンサンブルの発表会みたいな、なかなか不思議なライブでした。「音で遊ぶ」という本当の意味を理解しているわけではありませんが、フリー・インプロヴィゼーションの面白さは少しはわかっているつもりです。
4人のクラリネット奏者たちが譜面を見ながらのインタープレイ、ある意味完全なフリーよりも緊張感は高いかも。
終わった後はいつもの宴会、これはこれで楽しかったですよ。
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2016年11月08日

「Wise One....高橋知己カルテット」 高橋知己(ts,ss)生田さち子(p) 工藤精(b) 斉藤良(ds)

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寒くなって、しかも高橋知己さん30何年ぶりだし、誰も来なかったらどうしよう、なんて思っていたのでMJSのサックスパートの人たちがたくさん来てくれたの本当に助かりました。
僕がジャズ聴きだした頃からずっとピットイン〜タロー〜アケタって感じの新宿〜中央線ジャズを担ってきた人たちもこのところめっきり聴く機会も少なくなって、正直今の学生たちがどう感じるのか気にはなったのですが、4人の熱演をちゃんと聴いてくれたようでよかったよかったと。
素晴らしくアグレッシヴなリズムセクションをバックにテナーは余裕さえ感じられるプレイ、コルトレーン一色だったあの頃から確実に時間はたったんだなと。
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2016年11月05日

「高田渡トリビュートライブ“Just Folks” 金沢編」 高田漣(vo,g)

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高田漣はいいですよ。
お酒飲みながらカウンターで座って聴いていると、一瞬ワタルさんが歌っているみたい。(とは言ってもあの頃はこちらもピリピリしてとてもゆっくり聴ける状態じゃなかったのですが)
改めて聴くワタルさんの作った(選んだ詩も)歌は、生きていかなきゃならないこの世を愛しているようにもはかなんでいるようにも唾棄すべきと思っているようにも聞こえます。
そんな思いをそのまま伝えている蓮君の歌はどうでしょう!
時にライ・クーダのような弦の音に、近いようで遠かった(あるいは遠いようで近かった?)ホーボーたちの自由や孤独を聴きます。
いつか蓮くんにそんなひなびたカントリーの世界の音を聞いてみたいなとも思います。
みんな、聴かなきゃ。
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2016年11月04日

「MIWAKO 2016 fall tour」 miwako(as,fl) 松元章(pf) 武田悟(b) 池畑外雄(ds) 藤井輝記(tp)

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この写真では藤井くんの方がはっきり写っていますが、単にカメラの位置の問題で他意はありません。
いつも元気なMIWAKOさん、今回もたくさんのファンが来てくれて、レパートリーもたっぷり、富山出身ミュージシャンの意地を見せます。もう20年にもわたってバンド活動を続ける(それもいつもいっぱいのお客さんです!)姿は本当に立派だと思います。
この夜も金大のジャズ研のメンバーとのアフタアワー、一緒にプレイできた学生たちも嬉しそうでした。
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2016年11月03日

「カンザスシティ・バンド」 下田卓(vo,tp) 井上大地(g) 上山実(p) 渡部拓実(b) 大澤公則(ds)

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休日で天気もいいのになぜか誰もお客さんが来ない!
困って呼び込みでもやろうかなんて言ってるうちに一人、二人と集まってきて開演時間にはなんとか形になりました。が、こんな楽しいバンド、なんでみんな聴かないんだろう?
そりゃ確かに危ういところはありますよ。今どき浅草のパブが似合うバンドなんだからお世辞にも「洗練された」なんて言葉は使えません。でも、歌い、ラッパを吹き、ステップまで踏みそうな下田親分に答えるバンドマンたちのノリのいいこと!
あえて言っちゃえば、今のインストジャズの人たちの一番ないところをそっくり聴かせてくれるのですよ。
もっきりやはでもまた懲りずにやるのです!カンザスシティーとブルームーンとハッチとバンバンは!
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