2015年04月09日

「シニッカ・ランゲラン...ECM新譜リリース記念公演」Sinikka Langeland (kantele,vo) Nora Taksdal(viola) Trygve Seim (ts) Markku Ounaskari(per)

SIN3.jpg
ドイツ・レーベルECM より新譜 “The Half-finished Heaven”をリリースしたばかりのシニッカ・ランゲラン、北欧伝統楽器カンテレと歌が北欧の深い森に聴く者を誘います。
このカンテレという楽器、ハープを横にしたような、スチールギターの弦の数を劇的に増やしたような、音は力強いリュートのような不思議な楽器です。ダルシマーにも似てるかも...。
プラスしてヴィオラとサックスとパーカッション、ノルウェイとフィンランドのミュージシャン、ECMからアルバムが出てるとはいえ、ここは金沢、どうやって売ってったらいいんだろうって正直悩みました。金沢でジャズやってる人達はこんな音楽からは一番遠い所にいるようだし、シベリウスは聴いてもノルウェーとフィンランドの伝統音楽まではなかなか耳もまわらないんでしょう。SIN4.jpgSIN5.jpg
ところがこれがうれしい驚き、ヴァイキングの末裔みたいなチャーミングなミュージシャン達が創りだす音の世界は、フリーとカントリーの匂いのするチェンバー・ミュージックとでも表現すればいいのでしょうか、ユーモアさえたたえた素敵なプレゼントでした。
溢れるようなリリシズムに聴き入る曲もあれば、時にアグレッシヴなプレイで強力なグルーヴを叩きだすシーンなどもあり、あっという間の一時間半でした。
4人ともとても魅力的なパーソナリティ、なにかうれしい夜になりました。
SIN7.jpg
今年も次々とやってくるOFFICE OSAWA提供のスカンジナビアのジャズ・グループ、昨年も素晴しかったノルウェイのピアニスト ヤン・グンナルホフ(5/5)、そしてこれもノルウェイからのピアノトリオ「スプラッシュ・ガール」(5/10)、スイスからの美しいピアノトリオ「CHOLET-KÄNZIG-PAPAUX TRIO」(5/28)とレベルの高いヨーロッパ・ジャズの粋を聴く事ができます。お楽しみに。
posted by 店主 at 00:00| 2015年4月 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする