2008年12月18日

12/18「セルジュ・デラート・トリオ」

超絶技巧でもなければ、驚くような新しい事をやるわけでもなく、魂を揺さぶるような熱演というわけでもない、フランスの田舎町から出て来たこの地味なトリオの音楽が耳をはなれないのは何故なんでしょう。
何曲かの美しいオリジナルも含めて,全ての演奏が口ずさんでしまいそうなメロディーを持つ佳曲ばかりなのもその理由の一つでしょう。必要以上に長くないキレのいいアドリブも、トリオ演奏の約束事を守りながら時おり魅せるユーモアや曲に併せたカデンツアっぽいイントロもそうだと思いますが、なんて言うか、三人からあふれでる音楽をやる楽しさ、大好きなジャズを演奏する歓び、みたいなものがその本当の理由なのかもしれません。
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何曲もの心に残る曲がありました。人によってそれは違うのでしょうが、もう一度スタンダードの美しさを思い出させてくれる、そんな夜だったと思います。
アンコールでは突然、金大MJS OBのベース、川東優紀がステージに呼び上げられて一緒に演奏するサプライズ、ベースのパスカルが達者なドラムを叩くサービスもありました。
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満員にしてあげたかったなあ、と反省ですが、これからますますライブにはきつい世の中になっていきそうで、でもこんな時間だけは楽しくってツアーマネジャーの篠田さんや澤野工房のプロデューサー、澤野(弟)さんと話していました。
アフタアワー、何でも食べるフランス人がナマじゃないオイスターは信じられないとか日本でワインは飲まない、なんて言ってるのが可笑しい打ち上げでした。
夜中、ペーパームーンでセルジュはまたピアノに座り哀切なメロディーを弾いてくれました。ピアノジャズっていいな、って、そんな感想がうれしい夜でした。
posted by 店主 at 00:00| 2008年 | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする