2009年07月27日

7/27「Crimson Thread...鶴谷智生3&mooki」

いつも心地よい刺激とハイセンスなサウンドを聴かせてくれる鶴谷智生プロジェクト、今回のツアーは新作「Crimson Thread」という二枚組の大作発表記念です。
金沢のゲストは mooki さん、いつもカッコ良くてこの人聴くたびに新しい時代のボーカルなんだといつもうれしくなり、でもちょっと落ち込んだりします。
今回の圧巻は "Lush Life"、スケールの大きな節回しは日本人離れしています。
勿論鶴谷トリオも素晴らしく、メロディー大切にしながらどんどん弾けて行く独特のノリは今回も新澤、鳥越という二人のテクニシャンを得て全面展開、ジャズのスリルとフュージョンのカッコ良さをブレンドしたサウンドはもう最高です。
アフターはいつも通り「いたる」、今年もう何回来たでしょう。
TSURU-MOOKI.JPG
"Across The Univers"を歌うMinako"mooki"Obata、カッコいいですね。
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月26日

7/26「トヌー・ナイソー・ピアノソロ」

澤野工房プレゼント、としては三度目のもっきりや、トヌー・ナイソーという初めて名前を聞く人も多いだろうバルト海はエストニアからのピアニストです。
これがいいのです。
TONUU.JPG
誰に似てるって気持ちだけで言えば "SOMEWHERE BEFORE" のキース・ジャレット、あのA面一曲目のディランの "My Back Pages" のノリ、といったら分かってもらえるでしょうか、大きなからだで丁寧にメロディーを歌わせるトヌーのセレクションの趣味の良さは、ジョニ・ミッチェルの "All I Want" やバカラックの "I Say A Little Player"を嬉々として弾いている姿を見ても分かります。
勿論、スタンダードもオリジナルも美しく、そんな時はタッチのきれいな小粋にスイングするピアノを聴かせてくれるわけで、お客さんもそんなに多くなかったけれどみんなにっこり、いいライブになったと思います。
アフタアワーで飲んでたら芸姑の笑弥姉さん(着物の時はこの呼び名の方がいいでしょう)が来たので早速「きれいな日本の女の人は大好き」なトヌーさんのピアノで "Someone To Watch Over Me" を軽くデュエット、なかなか素敵でした。
トヌーのアルバム、どれもとてもいいです。レコード屋でみかけたらぜひ。
yosie-tonu.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月25日

7/25「HARCO with PIANO 2009」

この夜のHARCOももっきりやは初めて、僕も聴くのは初めてですが、ポップスの匂いのする軽やかな曲を中心に好演、女性中心のファンの中に熱心な男性ファンもいます。
こういうライブでいつも思うのは、ファンの人って本当に良く曲を知ってるんだなってことで、カウンターの中から見る幸せそうなファンの人達の表情はジャズにはなかなか無いものです。
HARCO 09.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月24日

7/24「In My Life.....mitatake」

とてもいいデュオでした。カバーのセレクションの趣味もいいし、ギターとブルースハープのコンビネーション、切なげな佐野君のボーカルも魅力的です。
mitatake初めての金沢でしたから集客的には苦戦でしたが、聴いてくれた熱心なファンの人達に与えた感動はなかなかのものだったと思います。
「トラヴェッシア」を日本語で歌うのも素敵でした。
MITATAKE.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月19日

7/19「40周年記念、山下洋輔トリオ復活祭」

40年ぶりに日比谷野音へ行って来ました。
40年前のイベントの事を書き出すとまた大変なのでやめときますが、ただこの日、2009年7月19日、この野音にいた人の3割くらいは40年前おなじ場所にいたんじゃないか、と思うほどに、みんなそんな感じの顔つきと姿でした。
こんなふうに顔をあわせる次の機会は、と思うとやはり来てよかったなと。
ポスター−2.jpg
「40周年記念、山下洋輔トリオ復活祭」、きっと一人一人がいろんな感慨でこの場所にいるのでしょうが、ジャズの、というにはあまりに多くの物を山下トリオの40年から貰ったようです。正統的なものに対した時の姿勢、逃げ方、闘い方、同じくサブカル的なものに対する位置や距離、時代との接し方、距離の置き方....。
最初に聴いたのが早稲田のキャンパスの中、ピットイン、台風の夜のネムジャズイン、
金沢に戻ってからは卯辰山でのジャズフェス、ヨーク片町でのトリオ、初めてのもっきりやでのカルテット(武田和則、林栄一の2サックスでした)、梅津和時とのデュオ、渡辺香津美とのデュオ、林英哲とのデュオ、ニューヨーク・トリオ、そしてもちろん珠玉のソロ。
中原仁ブログ−2.jpg
この日、ステージに上がった人達一人一人が菊池成孔以外はみんな寡黙で、こんな晴れがましい場所に来てしまって、と思っているような地味さがとてもいい感じでした。同時に半ズボンをはいて役に徹した菊池成孔もさすがでした。
有名無名に限らずどこかで会ったような人がいっぱいいて、ただ「もしかして○○さん?」と聞く訳でもなく通り過ぎていくのも嫌いではありませんでした。

古くからの友人達と本当に久しぶりの新宿の池林房で軽く飲んで、打ち上げの深夜のピットインへ顔を出しました。入り口にはご機嫌な坂田さん、ステージの上ではサンキチのギターや本田珠也が飛ばしていてやがて山下さんも登場、長い一日の最後を飾るピアノに向かっていました。
お疲れさまでした。忘れられない一日をありがとうございました。
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月18日

7/18「WALK DON'T RUN...大隅寿男トリオ」

osumi3.JPG
いつも楽しい大隅さんのトリオ、今回の新作も魅力的なレパートリーがいっぱいのハッピーチューンばかり、明るくきれいなタッチの新鋭ピアニスト、ハクエイ・キムの流れるようなピアノもスインギーで、楽しい時間をおくれたと思います。
kim.JPG
ちょうど誕生日のアメリカ人女性教師のパーティー(本人がジャズのライブの夜にやりたい、と希望したのです)で15人くらいのにぎやかなテーブルができてしまったのですが、そこはさすがに百戦錬磨の大隅さん、明るくユーモアたっぷりのMCでカバーしていきます。スリル満点の「キャラバン」なんかでは彼らもみんな真剣に聴き入ってジャズのピアノトリオの楽しさを満喫していったと思います。
この日は芸術村で岡まことや道下和彦をフューチャーした伊藤望君のファンクジャズ・ライブ、重なってしまって聴けなかったのは残念でした。
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月17日

7/17「スパニッシュ・コネクション」

もっきりや二度目のスパニッシュコネクション、前回にも増して素晴らしく情熱的なライブだったと思います。
spacon 1.JPG
もともとジャズファン達がスペインの魅力に取り付かれたのはチック・コリアの"Light As a Feather"の"Spain"だったと思うのですが、もっとはまったのは何てったって
"My Spanish Heart"の"Armanda's Rhumba"です。チック、スタンリー・クラーク、スティーブ・ガッド、ドン・アライアスという素晴らしいリズムとからむジャン・リュック・ポンティの官能的なヴァイオリンはこのアルバムのハイライト、スペイン(というよりラテンなんでしょうが)のリズムの魅力に取り付かれた人がたくさんいたと思います。
金沢でもフラメンコ踊ってる人達がたくさんいると思うのですが(一度フラメンコ・パーティーをしたことがあります。ギターを弾きだすとみんな飲み食いやめてステージ上がってステップ踏むのです。)一度このスパコネを聴いてもらいたいと切に思います。
ベース、タブラ、パーカッションの官能的なリズムに華やかにからむフラメンコギターとヴァイオリンの美しい旋律、こんな贅沢な空間ちょっとないと思うのですが。
spacon 2.JPG
喜んで頂けたファンの方からのカンパもあって、打ち上げは「いたる」でお刺身の樽盛りとノドグロの焼き物、みんなニコニコ楽しい夜になりました。
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月12日

7/12「独演会....木村充輝」

憂歌団の頃からファンの熱烈さは定評がありました。
北国講堂なんか前の方は酒持ち込んでの宴会やってたもんね、あの頃。
あれから30年くらいたったけど、コール&リスポンスというか、客と木村(みんな呼び捨てにするんです、キムラー!って)のやりとりは、さすがにおとなしくなりました。
っていうより、あの頃酒ビンかかえて叫んでた人達はほとんど何処かへ消えちゃったみたいで、あちらの世界か病院か生活保護か、それもまた憂歌団のファンの勲章なのかもしれません。
その分、この夜のステージは味のある温かな雰囲気のものになりました。
あの殺気立ったような雰囲気好きな人には物足りなかったかもしれませんが、歌とギター、木村充輝の魅力を充分に聴けたと思います。
KIMURA 09.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月11日

7/11「サーカスの夜...酒井俊&田中信正」

僕にとってはかなりへヴィーだった前回の俊さんのライブ、そしてほとんど川嶋哲郎的アルバムの作り方(純粋に自分が作りたいものを作る、という気持ちいいくらいの開き直り)をした「サーカスの夜」という新アルバム(二枚組です!)の内容、から、さてどんなライブをやっちゃうのだろうという期待(不安、危惧、その他複雑な感情の入り交じった、です)は裏切られませんでした。
というより、先鋭的なアプローチは、田中信正という天才的に美しいピアノを得て感動的な結果を得るという意味でも成功したと思います。真の意味でのジャズのインプロビゼイションをボーカルがやるのは至難の業だと思うのですが、まして彼女のように元の歌の美しさも出しつつハチャメチャに自分の世界を主張し表現しようとする勇気は、自ら困難な道を選んだ者にしか与えられないものでしょう。
聴きに来てくれたお客さんの感想はどうだったのでしょう?
所々びっくりしながら、でも真摯に歌と向かい合う二人への共感は感じてもらえたでしょうか?
終った後、夜遅くまで歌のことやジャズのことを話し込んでしまいました。
SHUN 09.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月07日

7/7「SESSION707....ゆかた de ジャズ」

七夕の夜は浴衣でジャズ、というのをやりだしてもう何回目でしょう。
お盆の夜もゆかたでやっちゃおうかな、なんて。
幸運にも雨もふらず、浴衣で集まってくれたのはほとんどが金大MJSのメンバーで、オーバーエイジの甚平のおじさんと迫力の大菅麻衣子のゆかたが新鮮です。
セッションは何となくいつもよりは華やかで(まあ、見た目なのかもしれませんが)聴いてる側もニコニコ、時々はコスプレもいいんじゃないかなどと思うほど衣装というのは大事なものなのですね。
何枚かの写真を。みんな熱演です。
yukata 1.JPGyukata 2.JPG
yukata 3.JPGyukata 4.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月04日

7/4「グッドラック・ヘイワ....THUNDER & PEACE」

キーボードとドラムスのデュオ(今回はゲストにフルートも入ったのですが)というどんなふうにでもなるユニットでのライブは、ジャズとかロックとかファンクとかそういう音楽の約束事から始まるんじゃなくて、どんな事したら面白い?というとてもプリミティブな欲求からスタートしたように思えました。
もともとのスタイルが決まっている安心感から遠く離れて、アナーキーといってもいい自由さと、でもちゃんとあるポップなメロディセンスが、絶妙なバランス(とはいっても瞬間崩れかけるスリルもいっぱいあるのですが)でこのバンドの個性を歌いあげます。
いっぱいのお客さんが楽しそうに聴いてるのを見てると、僕らがいつも常識的に感じている、ベース、ドラムスの創り出すグルーヴが全てではないんだなあ、などと教えてもらったようです。
打ち上げは「いたる」で、お刺身の樽盛りが受けてました。
GLH 09.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月03日

7/3「サンタラ....IT'S SO EASY」

久しぶりのサンタラは独立して自分たちの事務所も構えたそうで、いよいよこれからが勝負でしょう。
魅力的なステージは変わらず、歌われる彼らのオリジナルもとても個性的、どこか歌謡曲の魅力が残る曲は、今はやりの無菌室的なやさしげな歌とは明らかに違うブルースの香りがあります。
終った後は彼らにふさわしく新天地の「哲」さんにでも、とも思ったのですがなぜか閉まってて、久しぶりの「みきあん」へ。なんだかいっぱい話をしたようです。
SANTARA 09.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2009年07月02日

7/2「横田はるな」

福井が地元のチャーミングなシンガーソングライター、初めてのもっきりやです。
歌もピアノも感じ良く、みんなが口ずさむような曲が一曲でも出てくればブレイクも可能だと思います。ベース、ドラムスとのトリオ編成という豪華なセットでしたが、完全な弾き語りも魅力的、今度はそんなしっとりとしたセットも。
HARUNA.JPG
posted by 店主 at 00:00| バックステージ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする