2009年05月30日

DAN HICKS JAPAN TOUR 2009

いろんな感慨はあります。トムズキャビンの事です。
長くなりますが、一回だけまだ覚えているうちに書かせてください。
あ、その前にこの夜のダン・ヒックス、カッコいいオヤジでした。
DAN @ KAV.jpg(写真はカメラ持ってかなかったんでガレタッソの二木君のを借りました。だれかいい写真撮った人いたら教えて下さい。トムズにも送ってあげたいので。)
ちょうどGMの破産の記事でいろんな人がガソリンガブ飲みのアメ車の事をボロクソに書いてるけど、このダン・ヒックスは日本車似合わない!オスカー受賞式にプリウスで来るスターの下品さに比べてアメ車しか似合わないダンのカッコ良さはどうでしょう!「グラントリノ」にいい役で出演できそうです。
ステージは勿論最高、こんな粋なだらしなさ、っていうかオフビートな魅力溢れるショウはとても贅沢な空間だったと思うのですが。
ダン・ヒックスのずっとのファンの人には申し訳なかったけど、今回のレパートリーのジャズが僕にはうれしいものでした。出だしのAVARONからしてもうわくわく、やらないかなあと思っていたSONG FOR MY FATHERではブルース・フォアマンばりのジャズギターを弾いてたデイブ・ベル、グラッペリ=ジャンゴを彷彿させるフィドルでスイングしてたリチャード・チョン、もう最高でした。
100人が目標だったんだけど、それはちょっと残念、でもいいライブができたから...。
打ち上げはいたる〜もっきりや、で楽しく。
DARIA & ROBERTA.JPG
出迎え、会場、みなさんのお世話になりました。どうもありがとう、なんか32年前の「トム・ウエイツの会」を思い出してしまいました。

そこで、思い出、です。箇条書きです。
エリック・アンダーソン(1976):同じ日に観光会館でデューク・ジョーダン・トリオ、深夜のもっきりやでニアミス。エリックはピアノでブルーリバーを。
トム・ウエイツ(1977):主催トム・ウエイツの会、斎藤君が元気でした。夜中、凍った香林坊の車道でフランスデモ!
ジェフ・マルダー&エイモス・ギャレット(1977):入替で150人くらいがもっきりやにつめかけ、みんな食いつくようにエイモスの指先を見つめてました。
ブルース・コバーン&マレイ・マクロークラン(1977):会場はヤマハホール、
ジェシ・コリン・ヤング(1977):なんと観光会館で。"Listen to The Songbird〜"には泣きそうになりました。
デヴィッド・ブロンバーグ(1978):会場は北国講堂、最高のカントリースイングでもありました。泊まりはみんなで片山津温泉!
レオン・レッドボーン(1978):パイドパイパーハウスの開店記念、雰囲気でした。
ラリー・カールトン(1978):ヤマハホールでの最後のコンサート、
エリオット・マーフィー(1978):カッコ良かった!やれて良かった!
オーティス・クレイ(1979):ひざまづいて絶唱するオーティス!@北国講堂
長い空白があります、この間もっきりやはジャズ一筋に。
マーク・リボー(2001):この偽キューバ人達のバンドでトムズが戻ってきました。場所も新たに芸術村!
ジェフ・マルダー(2001):この人も20数年ぶり、素晴らしかった!
マリア・マルダー(2001):ジェフが来てたと言ってもコメントなし、歌も本人もさすがの迫力、店のブレーカーが落ちました。
マーク・リボー(2002):ソロ@もっきりや、アイラーのGHOSTをギターでやりました。
デヴィッド・リンドレイ(2002):さすがのわざ、みんな釘付け。
ホット・クラブ・オブ・カウタウン(2002):楽しさ最高、テキサススイングの魅力!
エリック・カズ(2002):こんな人まで来てくれたなんて。うれしかった!

2003年以降:デヴィッド・リンドレイ、アサイラム・ストリート・スパンカーズ、リンダ&テディ・トンプソン、MFQ、キャレキシコ、ジェフ・マルダー&ジャグバンド、ジャネット・クライン、エリック・アンダーソン、 MFQ、ジム・クエスキン、ジョン・ミラー、ASスパンカーズ、エイモス・ギャレット
と続くのですがこのあたりはもうバックステージにでてるはずなので。

それにしても、あらためてトムズの麻田さんには感謝です。そして金沢のたくさんの手伝ってくれた人達、勿論、けっして安くない料金を払って通ってくれたファンの方々にも。どれが欠けてもこんな事は続けられませんでした。
ありがとうございました。
きっとまた近いうちに麻田浩=トムズキャビンは現われます、だってあの人ほど現場が好きな人はいませんから。
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2009年05月29日

5/29「スティールパンの夜....山村誠一」

山村.JPG
スティールパンのライブはオセロの時以来、もう随分になります。
ステージに並んだ三つのスティールパンを見ると、それだけで店の中までトロピカル、アーネスト・ラングリンなんかのギターまで聞こえて来そうな雰囲気です。
山村さんは勿論初めて、でも彼のオリジナルの魅力的な旋律はこの楽器にぴったり、なかなかいい感じの夜になりました。パーカッションの土居君は童謡サロンの深川和美さんとでおなじみですが、いつも以上の熱演でした。
HINOTERU.JPG
ライブ終る間際に、音楽堂でアンサンブル金沢と共演していた日野皓正がピアニスト石井彰と登場、しかも楽器を持ってステージにあがってくれました。
この夜のお客さんには最高のプレゼント、響き渡るトランペットの音色はただただ感動的でした。こんな夜もあります。
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2009年05月22日

5/22「KEIKO + JAZZ」

KEIKO LEE 09.JPG
スタンダードというのはこんなにも人の心に響くのですね。
「For All We Know」という曲があります。大抵の人はカーペンターズが歌ってヒットした日本タイトル「二人の誓い」を思い浮かべるかもしれませんが、もう一曲、1930年代の古い佳曲があります。
「マディソン郡の橋」でジョニー・ハートマンの歌がラジオから流れていたような気がしますが、ナット・キング・コールやダイナ・ワシントンの名唱でも有名です。
こんな歌詞です。

For all we know we may never meet again
Before you go make this moment sweet again
We wont say good night until the last minute
Ill hold out my hand and my heart will be in it

For all we know this may only be a dream
We come and go like a ripple on a stream
So love me tonight; tomorrow was made for some
Tomorrow may never come for all we know

自分たちにはもう明日がないと分かっている二人が、だからこの瞬間、この夜をせいいっぱい過ごそう、という歌ですが、この夜のケイコ・リーはこの歌に命を与えました。
まるで雨の中薄くなった髪を濡らして立ち尽くしていたクリント・イーストウッドや、車のドアのハンドルを握りしめて泣き崩れるのを我慢していたメリル・ストリープを思い浮かべるかのように、ストレートに歌いきったこの曲、ケイコさんに惚れ直しました。
大口純一郎のジャズの音がするピアノ、中牟礼貞則の端正なギター、ケイコ・リーのドスの利いた圧倒的な歌、満員の不自由さの中熱心に聴いてくださった方もこの感動は共有できたと思います。
KEIKO 3.JPG
今日分かった事、それは、僕はやっぱりこんな歌が好きなんだなあって事、変拍子も複雑なコードチェンジもむづかしいユニゾンも、みんな楽しいけど、やっぱり歌がいいや、って事です。

打ち上げは「いたる」、76歳の中牟礼さんが最初にもっきりやへ来た時の話(その頃既に40歳くらい)や、現役で活躍している戦友達の話など、とてもいいお酒でした。
ケイコさん、中牟礼さん、大口さん、本当にありがとう、こんなライブやれて幸せです。
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2009年05月17日

5/17「ドラマチック....大森洋平」

ミニアルバムを出したばかりの大森洋平、きっと今までで一番ナチュラルないいライブだったと思います。サラッとしたMCも好感だし、集まってくれたお客さんが等しく距離をとれるようなリラックスした雰囲気もとても良かったと思います。
ある意味、シンガーソングライターとしての新たな出発点のようにさえ見えたのですが。OOMORI 09.JPG
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2009年05月16日

5/16「TOSHIMI PROJECT」

随分久しぶりに近所の人にうるさいってしかられました。
まあ、ポンタさんをはじめとしていろんなドラム王の人にやってもらってきたので大抵は大丈夫と思っていたのですが、今回の長谷川浩二先生は三倍くらいでかくって、もっきりや初のMARSHALの100ワットのチューブのギターアンプが呼応して泣くわけですから、確かにご近所さんには申し訳なかったかも。
で、換気扇ふさいで窓に目張りして毛布をドアと窓にはって、外から一見すると不気味な店になってしまいましたが、なんとか無事終りました。
ミュージシャンの御三方にはストレスのたまる演奏をお願いしてしまったみたいで恐縮です。やはり分相応というのがあるのかも....でも矢堀フラジャイルやブッチャーはできたんだけどなあ...。
TOSHIMI PRO..JPG
こうして見るとそんな大きな音だとは思わないでしょう?
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2009年05月15日

5/15「SESSION 515...トロンボーンはこう吹け!」

三年ぶりくらいの槙本君の金沢での帰郷ライブ、今回も安部君以下いいメンバーが集まってくれました。基本的には谷本君との2トロンボーン、ビル・ワトラスや向井滋春ともセッションしたことのある槙本君、さすがに高いレベルを維持しています。
まだ彼らが金沢にいた頃、三管で「アラモード」なんて曲をよくセッションでやってたのを懐かしく思い出します。あの頃のメンバーもまだ連絡可能、いつかみんなで「セッション・リユニオン!」といきたいものです。
MAKIMOTO&CO.JPG
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2009年05月11日

5/11「いいくボンジュール...いいくぼさおり」

元気一杯のいいくぼさん、とても上手なピアノとパンチのきいたボーカル、明るいステージング、といい感じです。こんな人が次々と出て来るんだなあ、と感慨です。いいくぼ.JPG
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2009年05月10日

5/10「ハシケンハマケン[TAKARA]発売ツアー」

4年ぶりくらいになるハシケン、SAKEROCKの人気者ハマケン、二人でどんなことやるんだろうと思っていたらこれが楽しいコラボレーション、美しく歌いあげる感動的な歌も勿論最高なんだけど(リクオの「ソウル」や自身の「美しい島(くに)」)、この二人ならではというのは壊れかけた歌の方、歌とトロンボーンのからみはなかなかに面白いききものでした。
打ち上げのペーパームーンにはさっきまで別の店でジャズ弾いてた森下滋も合流、僕の寝ている間に美しいピアノを弾いていたようです。
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2009年05月06日

5/6「SESSION 506....キャンパスナイト」

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GW最後の夜はキャンパスナイト、大学生のグループを中心のセッションです。
前半、カルテットのメンバーは小川賢人(p) 青山祥子(b) 平井杏実(ds) の三年生トリオに二年生の太田あづ美(ts)、快調です。特にトリオのバランスはとても良く、小川君のメロディックなアドリブも自然だし、青山さん(ちゃんと聴くのは初めてかな)のベイシックなリズム、平井さんの元気なドラムと、ちゃんとピアノトリオの魅力聴かせてたと思います。太田さんのテナーもフロント一人で40分というのはなかなか大変そうでしたが、とりあえずは自分の出す音に責任とれてるのが好感、あとは奔放さでしょう。
後半はアダルトメンバーも加わっていつものような楽しいセッションでしたが、この日のサプライズは遊びに来てくれた菅沼孝三さんのセッション飛び入り、トリオで一曲、セッションで三曲とドラムスの至芸(としか形容できないいつもながらの見事な芸です)を聴かせてくれました。一緒にやった小川君や北川さんには最高の体験、快感だったと思います。
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2009年05月04日

5/4「MOMO-TOMO-HIDE meet BEANS」

三人のソウルメイトをBEANSのメンバーがサポートするというライブですが、連休の中日、お客さん来てくれるのかいなってわけで心配だったのですが、まあ何となくいい感じになり飛び込みの外人観光客も加わって楽しい夜になりました。
今夜の中心はMOMO、この間の一ノ宮頼子のオープニングの時が初めてだったのですが(彼女はMOMOHOLICという大所帯バンドでの活動がメインでした)声、発音、リズム、度胸、それにネイティヴの英語、というソウル歌うには最高にめぐまれたスタッフが素敵でまたぜひ、とお願いしてました。
バックのBEANSもこの夜のようなソウルやファンクやっても妙に過熱しないクールさが逆に良くって、ファンキーなMOMOの歌を引き立てます。
一緒にフロントに立った二人も歌うのが本当に楽しそう、ジャズとはまた違ったこんな夜もいいものです。
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2009年05月03日

5/3「CLAYJENKINS & FRIENDS」

恒例のこのシーズンのウエストコースト管楽器奏者のソロツアー、今年はスタン・ケントンでデビューしてからベイシーやバディ・リッチを経てクレイトン=ハミルトンというバリバリのビッグバンド・キャリアのトランぺッター、クレイ・ジェンキンスの登場です。
来日してからのマネジャー黒坂さんのレポート読んでても、モダンジャズコンボ寄りのプレイが魅力的とのことだったのですが、実際にもっきりやに現われたクレイのプレイは全盛期のウエストコーストジャズを彷彿させるほど、あの輝かしいトランペット奏者としてのチェット・ベイカーやショーティー・ロジャース、スチュー・ウイリアムソンといった懐かしいサウンドを思い浮かべるほどに美しく端正なサウンドでした。
ほとんどがスタンダードと高名なジャズオリジナル、丁寧にメロディーを提示するクレイのプレイは忘れていたモダンジャズの幸せな時代を思い出させてくれるくらい、そして忘れていけないバックのトリオの健闘、安部=岡本=川北のリズムセクションはこの日素晴らしかったと思います。
後でみんなでビール飲んでる時にウエストコーストの名盤をかけていたら、ビル・パーキンスのプレイに「このアルバム(MATTERS OF TIME:クレイのリーダーです)の中にビルとの写真があるんだ」と言って見せてくれました。そこには晩年の、あの一時期のマリガンばりの長髪が懐かしくなるほどいいおじいちゃんになったビル・パーキンスの姿が写ってました。
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2009年05月02日

5/2「RIKUO ON G.W.」

この間はクリスマス、今度はゴールデンウィーク、と普通の人なら大事な予定があるだろう日にばかりライブをやってるリクオです。
でもだからこんな日に来てくれる人は本当のファン、いつもながら快調のテンポでお客さんを巻き込みながらの楽しい夜になりました。ダイナミックでソウルフルで繊細、まだの人、ぜひ一度ナマのリクオのステージを!RIKUO GW.JPG
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