考えてみると、ライブシーンに「モダンジャズ」とはとても言い切れないある種の音楽が登場したのは「生活向上委員会」あたりからだったでしょうか。
それまでの山下洋輔さんや坂田明さんのはどんなに遊んでも「ジャズ)という言葉が付いてまわったのに、「ジャズじゃないもん!」と明るく宣言したこのあたりからライブは百鬼夜行、いろんな不思議なミュージシャンが次々と登場、現在のような活気を生み出すまでになったのです。
中近東、ケルト、オセアニア、勿論アジア、僕も冷静な時にはジャズっていうこんなに魅力的な音楽があるのになんで蛇使いのメロディーみたいなのやるんだろ、なんて思うのですが、一旦目の前で演奏されるとこれが違うんですね、民族音楽的熱狂というのは簡単にうつります。

イーラというこの緻密なデュオは別にそんなのではなく、かなりケルトの色濃いエキセントリックな演奏で、ロマンティックと言ってもいい魅力的なメロディーが素敵ですが、タブラの吉見さんが入るとサウンドはにわかに怪しくなります。
この魅力、ぜひぜひ体験を、と思います。不思議な楽器です。
秋にはスパニッシュコネクションというバンド(11/17、アランフェスやロメオとジュリエットを情熱的にやります)でもっきりやにも来ますのでその時はぜひ!
イーラのお二人にはただただ脱帽、今回は特にエレクトリックヴァイオリンを駆使して舞い上がる壷井さんのプレイが見事でした。ヴァイオリニストというのはプログレって好きなんですかね?