2008年06月25日

6/25「青木カレン with 大隅寿男トリオ」

女性ボーカル+ピアノトリオというのはジャズクラブやってる人には一番お客さんが来てくれそうで歓迎すべきプログラムです。
スインギーなトリオで軽く一、二曲、そしてご機嫌なボーカル、みんなお酒もすすみ歓声と拍手で更に盛り上がる、というのが正しいジャズクラブのあり方なんですが、この夜のもっきりやはまさにその通り、大隅トリオのスイングにのって新星青木カレン、カッコ良くダンサブルにグルーヴします。
現代のジャズボーカルにふさわしく、凝ったアレンジで聴き慣れた曲を料理していくところは、なかなかに芯が強いボーカリストとお見受けしましたが、ステージでの華奢といってもいいスタイルからは想像できない多彩な発声(だってドスの効いた声からフェミニンな声まで曲によって使い分ける(歌い分ける?)んですよ)は見事です。
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個人的には低い声でグルーヴしてる時の方が好きですが、澄んだ声でしっとりと歌うバラード"Crazy He Calls Me"は素敵でした。
若い人達にも人気があるらしくいつものモダンジャズのライブではあまり見ないファンの方も多かったようですが、こんな新しいジャズボーカルのスタイルからでもジャズの楽しさに入ってきてくれればこんなに嬉しい事はありません。
大隅さんのトリオは勿論元気いっぱい、納谷さんのスインギーなピアノ、高瀬さんのグルーヴィーなベースにひっぱられて大隅さんも還暦越えをまったく感じさせないエネルギッシュなドラミング、お得意の"Caravan"でのドラムソロはいつもに増してお見事でした。
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2008年06月23日

6/23『イノトモ&笹倉慎介」

埼玉の入間でライブハウス「SO-SO」をやっている酒井さんから、「笹倉慎介っていうとてもいいシンガーソングライターがいるんですがライブやりませんか』というお誘いをうけたのはもう随分前になります。送ってもらった「ロッキンチェア・ガール」という気持ちいいアルバムをかけながら、落ち着いたサウンドと27歳という若さに少しだけショックを受けたのを覚えています。優しい声とメロディアスな曲は、本人が好きだというニールヤングよりも、あの頃のキャット・スティーブンスみたいにぴったりときます。
今回の初めてのもっきりや、アマチュアの香りいっぱいの、良く言えば新鮮なステージング、これからの課題いっぱいの、でも記憶に残るライブだったと思います。
鮮烈に個性的なイノトモさんの見事なステージに、イヤでも較べられる新人の掟、でも来ていた人はみんな好意的に聴いていたと思います。
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一方のイノトモさんは、もっきりやはまだ二回目なのに何かずうっと前から来てもらっているような温かな空気を作って、ファンの人を魅了します。
前回はロックンロール・アナマキに押され気味だったイノトモ、今回は笹倉君とのデュエット(これが相性ぴったり!)でも貫禄のお姉さん役が素敵でした。
アフタアワーはペーパームーンでいっぱいワイン飲みました。何喋ったかあんまり覚えてないけど、楽しかった!ありがとう。
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2008年06月21日

6/21「谷川賢作トリオ」

僕が好きなボーカルの人のライブにいつも名前が載っているピアニストが谷川賢作さんでした。ずうっと何度も金沢でライブやコンサートやってるのは知ってたのですが、不思議なことに店でのライブは今回が初めて、尊敬する谷川俊太郎さんのご子息というのは抜いてももっと早くやるべきでした。
本当にお茶目なライブで、クラシカルなタッチも美しいメロディアスなアドリブと、しっかりした構成は一介のジャズピアニスト(嫌いではありません)とは明らかに違うインテリジェンス溢れるステージでした。
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色彩豊かな吉野弘志のベースと華やかにプッシュする鶴谷智生のドラムスという第一級のリズムと組んだ谷川賢作のピアノは楽しそうに嬉しそうに跳ね回ってジャズする幸せをみんなに伝えます。
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ある意味、無機的なコンテンポラリーなモダンジャズとは対極の温かさは、でも突然の4ビートの時にはグルーヴィーなジャズの顔を見せます。
きっとみんながそう感じたと思うのですが、「鉄腕アトム」は正しく素敵でした。いいノスタルジーは現在の自分達を律する力があります。

終った後は久しぶりにファンのお客さん達とペーパームーンで打ち上げ、楽しい夜になりました。テレビの撮影が入ってちょっと落ち着かなかったかもしれません。放映は7/22(火)、BS - i で見られます。もしかしたらアタマくらい映っているかもしれませんよ。
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2008年06月13日

6/13「Chaga de Saudade....加々美淳&大久保はるか」

すっかりおなじみになってしまった加々美淳のサンバシリーズ、今回は美しいフルートの大久保はるかとゲストが明るいボーカル TOMOとのジョイントです。
加々美淳のかもしだすサンバのグルーヴは一緒にプレイする人に魔法のように作用します。ジャズミュージシャンがやるボサノバとは明らかに違う複雑なポリリズムですが、現われるグルーヴは逆にシンプル、そのリズムにのってサンバの楽しさや生きる歓びを歌うステージは、その場にいる全ての人の腰を浮かし、動かします。
今回その先導というかフィエスタの女神になったのはボーカルのTOMO、この間のカレイシュウとのジョイントも華やかでしたが、今回は溢れるリズムに身を任せて何倍も素敵なステージを聴かせてくれました。
富山で活躍する彼女、歌以外にも活躍してるそうですが、今回のサンバ、絶対に素敵です。
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2008年06月10日

6/10「マイルストーン.....フライドプライド」

二月から4ヶ月も経っていないのにまたフライドプライドが聴けました。
毎回毎回どんどん華やかにパンチが効いたステージになっていくのを見るのは本当にうれしいことです。この夜もいっぱいのお客さん、SHIHOさんの楽しいステージングと二人の圧倒的なショウの楽しさ、初めてのフラプラ体験、という人もきっと存分に楽しんでもらえたと思います。
前日が49歳の誕生日だったという横田さん、客のツボを外さないギターはさすがライブウン十年の大ベテラン、どこまででも行ってしまいそうな疾走するギターは見事です。
この秋からミュージカルに出演するというSHIHOさん、来年一月が過ぎるまでフラプラのショウはお預けのようですが、きっと一回り凄みを増したパワーアップしたSHIHOになって戻って来るのでしょう。
「マイルストーン」というタイトルには一区切りという意味も少しはあるのでしょうか、どんどん色を変え形を変えて深化していくフライドプライドというのも楽しみではありませんか!
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2008年06月09日

6/9「ジェフ・マルダー・ジャパンツアー2008」

ジェフとエイモスがもっきりやで超満員の拍手を浴びたのが1978年、初めて目の前で聴く「スモールタウン・トーク」や「ジー・ベイビー」、「フィッシング・ブルース」や「ホンコン・ブルース」は北陸のロックファン、ブルース=ルーツミュージック・ファンにどんなに新鮮に響いたことでしょう。
あれから30年、今年もジェフがもっきりやにやってきました。
あの頃のヒゲとフィッシングキャップではなくてきれいに櫛を入れた髪と姿勢のいい六十何歳のジェフは、飄々と、歴史博物館に展示されそうな古い歌を続けます。
何曲かのみんなの知っている曲を除けば、よほどのルーツミュージック・ファンでも知らないようなレパートリーばかり、レイジーなギターと確かなボーカルで聴かせるステージはジェフの魔術にかかったようです。
エイモスの時に較べればちょっと寂しいお客さんの数でしたが、でも来てくれた人は熱心に聴いてくれました。アルバムやTシャツもよく売れていたようで、一安心です。
あの78年に店を埋めた人達がそのまま今もファンでいてくれるとは思っていませんが、トムズの代表の麻田さんも60代、「聴かずに死ねるか!」というタイトルに込められたこの30数年のトムズキャビン・プレゼンツに対する想いがもう少しみんなに通じたらなあと思います。(6000円というチケット代、平日のライブ、など、大変なのは重々承知のうえです)
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2008年06月08日

6/8「メウアマンチ...MIHONOVA」

二度目のミホノバですが、ボーカルの麻場美穂さん、随分しっかりと歌うようになっていて、パンチの効いたボーカルを聴かせてくれました。
ギターとベースのお二人はこれぞ職人芸というワザ、音楽で楽しく遊びます。
ひいき目なしで聴いても楽しいいいライブだと思うのですが、なぜかもう一つお客さんが少ないのは何故でしょう?いいライブなのになあ....。
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2008年06月04日

6/4「辛島文雄トリオ」

還暦を迎えてますます元気、ジャズの王道を驀進する辛島文雄トリオです。
二人の比較的若い俊英を従えてやりたい放題、畳み掛けるようにドライブする辛島さんのピアノは今夜も冴え渡ります。ピーンと張りつめた緊張感と、それを気持ちよくさえ感じさせる押し寄せるグルーヴはピアノトリオの醍醐味、いや、ジャズの真髄です。
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弱冠25歳の川村竜の柔らかなあたり、高橋真之介のシャープなリズム、素晴らしい二人のサイドメンに恵まれて、辛島さんのスリリングなソロも絶好調、ここ数回の中では一番のライブになったような気がします。
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アフタアワーは若い学生達を前に辛島先生のジャズ教室、疾走する演奏中には見せないもう一つの辛島さんの姿が楽しいですね。
富山大学からのたくさんのジャズ研のメンバーも来てくれて、まっとうなジャズとしては久しぶりに満員のうれしい夜でした。正味二時間半近い研ぎすまされたピアノトリオの世界、堪能してもらえたと思います。
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