2008年05月30日

5/30「安井さち子トリオ』

堂々とリーダーを勤める女性ピアニストが本当に増えました。
エバンス風のリリカルなバラードが得意、とアタマの固いおやじ達は考えてしまうのですが、どうしてどうして、パーカッシブなタッチとモーダルなアプローチはピアノジャズの最先端を走っているようです、が.....。
ここ2、3年、ニューヨークで頑張っている人も含めてたくさんの女性ピアニスト達が渾身のプレイを聴かせてくれました。ジャズに向かい合う真面目さは半端ではありませんし、テクニックも素晴らしい人ばかりです、が....。
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この夜の安井さち子さんはそんな中でもトップクラスの実力を持った人だと思います。
高瀬=大隅の楽しいリズムにサポートされて、120%彼女の世界を聴かせてくれました。そんな中で、敢えて言うならリラクゼーションがもう少しあったら、というのが前記の答えも含めて課題のような気がします。
ぶっちゃけて言えば、レッド・ガーランドみたいな遊びがあるといいなあ、という個人的なおねだりでしかないのですが。
言うまでもなく、男性のピアニストだからそれがある、という訳では絶対にありません。
熱心なファンも集まってくれていい夜でした。
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2008年05月25日

5/25「広沢タダシ」

ファンの人がいっぱい、そして親戚の人もいっぱい、というライブでした。
まだまだ僕の知らない人はいっぱいいるようです。
みんな魅力的なステージを作ります。
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2008年05月24日

5/24「市原ひかりグループ」

前回から半年も経っていないのにバンドの凝縮感は随分深化したと思います。
ブッキングされるままにいろんな人達とライブを繰り返すセッション的な毎日を避けて、固定した自分のグループでのツアーを中心に音楽を高めて行くというのは正しい道だと思いますし、その結果としての「市原ひかりグループ」の次のアルバムはきっと充実したものになるはずです。
この夜のライブは彼女とドラムス平井景のオリジナルを中心の選曲、スタンダードをやる時のジャズっぽさとオリジナルやる時のポップさがいい感じで混ざり合って、いいステージになったと思います。
写真、MC中のしかありませんでした、すみません。
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夜中ペーパームーンでピアノの堀君がいろんなスタンダードを弾いてくれました。こんな夜はいいものです。
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2008年05月23日

5/23「飛び出せJACK...魚谷のぶまさトリオ」

聴いていた二枚のアルバムの選曲やアレンジの趣味はとっても良くってこのライブ楽しみにしていたのですが、現われた時から関西風のあたりの柔らかさもそれっぽく、スタンダードや小唄を題材の楽しいトリオになりました。
ドラムレス(途中ゲストのドラムは入ったのですが)のピアノトリオの魅力たっぷりに短くスインギーな曲のオンパレードは好きな人にはたまらなかったと思います。
もっと年取ったら、こんな小粋なジャズクラブならやってもいいなあと思わせる、素敵なバンドマン達の芸がお見事でした。
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ギターの能勢英史、時にフレディー・グリーン、時にジョニー・スミスやジョージ・バーンズばりのリリシズムはジョンスコフリークに聴かせてやりたいくらい、ピアノの高岡正人のスイングピアノはテディ・ウイルソンのようなコロコロタッチではないけど歌心たっぷりで、ジーン・ハリスばりのブルージーな浪速ピアノもグルーヴィー、ベースの魚谷のぶまさはリーダーとしても頑張ってて、三人の良き船頭さん、ともすれば脱線気味のトリオにモダンジャズの香りを加えていたようです。
ゲストも入って和気あいあいの夜でした。
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2008年05月20日

5/20「真衣子」

琴を弾きながら歌うシンガーソングライターです。
ワイアレスのボーカルマイクとお琴というなかなかいいマッチングですが、歌はとっても素直できれいな曲ばかり、時おり聴かせるお琴ならではのアルベジオ(っていうんですかね?)も美しく、集まってくれた方もうっとり聴いていたようです。
東山の方でやったらきっとぴったりだと思います。
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2008年05月15日

5/15「SONOROSA」

カヴァキーニョの名人でありながらクワガタの大家でもありフィギュア作りの名人でもあるという不思議な井上みつるさんと真っ直ぐな歌を歌うジュリアさんの初めてのライブです。金沢のサンバ好きも集まって和気あいあいの夜になりました。
やる人も聴く人も本当にこんな音楽が好きなんだなあという一夜、プロデュースの高田君、ありがとうございました。今度は来月ですね。
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2008年05月12日

5/12「SONHO」

二月に続いてのSONHOのライブでした。
前回は声が出なくって、と高尾さんのリヴェンジでしたからライブ自体はとてもいい感じで、ボッサを母体にしてポップなオリジナルもというSONHOの方向性もよくわかるいい夜だったんですが、何せお客さんの数がちょっと寂しくせっかくの二人には申し訳ない気持ちでいっぱいです。
連休明けとかいろんな理由はあるのでしょうが、こんないいのにね、とため息です。
ま、でもそのぶんいっぱい一緒に飲んだからいいか、アロスにはお世話になりました。
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2008年05月10日

5/10「やらずに死ねるか!...佐々木忠平&飛田一男」

どうしても思い出話になってしまいます。
めんたんぴんがいて、夕焼け楽団がいて、と始めるのが普通ですが、実はその頃もっきりやは案外すかしてて、例えば1976年の三回目の夕焼け祭り(僕は獅子吼高原の開場で焼きそばを作ってました)、その数年後、「本多の森は燃えている」(これは今旧美大の跡地(=本多の森)に野外ステージを作って街中でロックをやる、という無謀なイベントでした。トリのめんたんぴんのアンコールにおまわりさんが来て「まわりが迷惑している、電源切れ」とのお達しに、PAの技術者がトイレでいないので怖くて触れません、などと言って結局最後までやってしまったのも懐かしい思い出です。)も主体的に積極的にかかわるというのではなかったのです。頑張ってたのはめんたんぴんヘッズと不思議屋プロ、もっきりやはトム・ウエイツだのレイ・ブライアントだのとそちらに心を奪われておりました。
だからここではあの頃の街の話を。
もっきりやが出来たのが1971年の5月、すでにキャスペとヨークというジャズ喫茶があり、鳩にはハカセがいました。
そしてその秋にVIE VOGUEが開店、おおきなテーブルに座っためんたんぴんのジャケット写真でもおなじみです。竪町に「年老いた子供」という店があったのもこの頃より少し後だったでしょうか、ジョージというブルースバー、もっきりやの二階にはパイドパイパーハウスというレコード屋、三階にはラストサマー、そして寺町には不思議屋、と。

こんな話、きっと若い人には理解できない世界だとは思いますが、今回だけとご勘弁を。
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佐々木忠平と飛田一男のジョイントは本当にいいものでした。
30何年の二人のキャリアで、二人だけでフルステージは初めてというのも信じられませんが、豪快に飛ばす忠平のボーカルと、それをやさしく(!?)グルーヴィーにサポートする飛田君のギターはいろいろあっただろう二人の人生をねぎらうように感動的でした。
そして客席に陣取っためんぴんフリークのファン達の暖かい、というより熱狂的なサポート、好きな曲にみんな勝手にコーラスを付けてしまうライブというのはなかなかありません。
DON'T TRUST OVER THIRTY どころか DON'T TRUST UNDER FIFTY なんて感じでスパークするおじさんおばさんの群れは、僕にはとても感動的に映りました。
よかったからまたすぐやろう!と言えるほど簡単な事ではないと思いますが、このライブはバンドやってる若い子らにも絶対聴かせたい、そして勿論、あの頃のトップランナーとして風を切っていたみんなに聴いてもらいたい、と。
忠平さん、飛田さん、ありがとう、こんないいライブをもっきりやでやってくれた事、本当にうれしく思っています。
柴田徹の「春」も心に沁みました。
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2008年05月06日

5/6「PRIMAVERA....吉田慶子&佐山雅弘」

お正月の慶子さんからのメールに「レコーディングの後佐山さんに和田誠さんの新年会へ連れてってもらいました」とあって、いいなあ、やっぱり金沢は離れすぎてるよなあ、なんて思っていましたが、今回、待望の吉田=佐山というユニットをやることができました。
二人が初めて出逢ったのは2年前の秋、先にライブを終えてた慶子さんが3日ほど後の佐山雅弘ソロの時に立ち寄ってくれたのです。あの時歌ったのは「想いあふれて」だったでしょうか、ソロピアノ用にセットされたピアノが鳴りすぎて、慶子さんの繊細な歌声を邪魔していたような記憶があります。
今回は佐山雅弘新アルバム「SKETCH of SEASON」の最後に「PRIMAVERA」という曲が佐山作曲、吉田作詞、で取り入れられたのです。(勿論演奏と歌はお二人)
で、そのツアー、GW最後の日というシビアな条件でしたが、本当に歌の好きな人が集まってくれました。
きらめく佐山雅弘のピアノ、ミステリアスに漂う吉田慶子のヴォイス、「息を止めて」というのが大げさでないくらい魅力的な緊張感に溢れた時間を創れたと思います。
歌われたボサノバの名曲の数々、それ自体の魅力も素晴らしいのですが、その魅力を声とギターとピアノとで更にロマンティックに紡ぎ出していくのは誰もが出来ることではありません。
実はこの日の二日後、輪島でのコンサートに僕も骨休みを兼ねて行ってきました。
初めての場所、初めてのお客さん、大盛況の中で慶子さんの声が輪島の人達に届いたのはとてもうれしいことでした。古い大きな家の中にドリーミーヴォイスが漂い、ピアノが自由自在に音を届ける、こんな世界、きっと満足してもらえたと思います。
気がついたら佐山さんの写真がありませんでした。で、こんな写真です。
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2008年05月05日

5/5「キャンパス・ジャズ・ナイト」

金大、富大、工大のジャズ研のバンドが一つづつとOBバンドが一つ、にぎやかな夜になりました。内容はおいておいても、せっかく大学のジャズ研なんだから、もっとアグレッシブに実験的なものとかやるのもいいのにな、というのが率直な感想、金大はあんなにたくさんビッグのホーンやサックスがいるのに、バリトン女子大生ひとりってのは何とも寂しくないかい?というのも感想です。

明日のライブの前乗りで、佐山雅弘が現われ、大菅、中沢とトリオで飛び入り、圧倒的なドライブ感でみんなを湧かせます。こんな経験を糧に、ぜひ大学でもコンボ作ってください。そんなスピリットが逆にビッグバンドをジャズっぽくするのだと思います。
写真は奮闘するバリトンガール!
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2008年05月04日

5/4『山根幸二トリオw.篠崎文」

4×6以外では久しぶりの山根君、素敵なピアニスト後藤洋子とスケールおおきなボーカリスト篠崎文をフューチャーしてのステージでした。こんなライブもいいですね。
全員がモダンジャズを目指す必要もないわけで、特に洋子さんには、カクテルピアノの魅力を分かったらいいなどと偉そうなことを言ってしまいました。だってみんながモンクの曲なんか似合うはずもないし、好きなきれいなメロディーの曲をきれいなタッチでていねいに弾くってのはとても魅力的なことでしょう?
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2008年05月03日

5/3「ボブ・シェパード&フレンズ」

恒例、GWのウエストコースト外人プレイヤーソロナイト、今年はチック・コリアのオリジンで活躍した才人ボブ・シェパードの夜です。
選曲はほとんどが聴き慣れたスタンダードナンバー、MOMO、岡本、川北のトリオもなかなか快調です。これまでのビル・ワトラスやボビー・シューのようなカリスマ性こそないけれど堅実で流麗なフレージングはこれぞプロフェッショナル、というお手本です。
いつまでも続けてほしいGWツアーです。
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2008年05月01日

5/1「大口純一郎&米木康志+中沢宏明」

一年半ぶりくらいの大口&米木、今回は原大力がいないので、じゃあというわけで中沢宏明がゲスト参加、緻密なデュオ(といってもジャズですから)とダイナミックなトリオというきっとみんなに喜んでもらえるセットができたと思います。
今実際に活躍するジャズマン達の中で、きっと一番ジャズらしいジャズを演奏するのがこの二人です。弾く音がそのままジャズを感じさせる、というような抽象的な言い方でしか言えないのですが、モダンジャズの凄みみたいなものを聴かせてくれたと思います。
終わってからは金大のMJSのメンバーもまじえてのアフタアワー、最後には久しぶりの北中良枝が飛び入りで「SOMEONE TO WATCH OVER ME」、お世辞じゃなくって本当にいい歌でした。
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