2007年07月30日

7/30「野沢美穂トリオ」

野沢美穂トリオはなかなかに素晴らしい演奏を聴かせてくれました。
ダイナミックなピアノ、グルーヴィーなベース、自由奔放なドラムス........思っていたのとは随分違う力強いトリオでした。これだからジャズは聴いてみないと分からないんです。
前夜のセッションでもさすが、っていうところは聴かせてもらったのですが、この夜、自分のトリオになるとやはり力の入り方が違います。「誰とも違う自分の個性」が一番大事なニューヨークのジャズシーンで活躍しているからでしょう、トリッキーな部分も含めてカッコいいジャズです。
ベースのケヴィン・トーマスは名前も初めてですがクラシカルな面も見事な素晴らしいベーシストでしたし、中村雄二郎のアグレッシブなドラムは相変わらず最高、野沢美穂さんの力強いピアノもヤワではやっていけないニューヨークを思わせて納得でした。
怪しい二人と激しい美穂さんを。(激しすぎてこんなのに)
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2007年07月29日

7/29「SESSION 729...長谷川朗&竹田一彦」

竹田一彦さんが金沢まで来てくれたのは富山で開かれたテニスの全国大会シニアの部(なんと70歳以上!ですって)に出場するついでだからです。テニスもいいんですが、僕にとってはこの今では数少ないバーニー・ケッセル・ライクなギターを弾く人を聴ける機会に感謝です。
若さを誇示する長谷川朗のモダンなテナーに対し竹田さんのギターはあくまで流麗でスインギーです。川東、深田の二人の大学生プレイヤーのタイトなリズムにのってなかなか楽しいセッションになったと思います。
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後半は明日のライブの野沢美穂トリオも到着、金沢のメンバーも混じって久しぶりのアフタアワーでした。この日は選挙の投票日、ライブより面白いくらいの投票速報でしたが、まあそれはそれ、いろんな意味でいい夜でした。
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2007年07月26日

7/26「トルバドールの調べ」

華やかなヴァイオリンとピアノのデュオというのは、何回かやったことがありますが、フルステージ二人だけ、というのはもう二年も前だと思いますが、真部裕と森下滋のデュオというのがありました。
男二人、とはいっても真部君はまだ美青年という感じで全然オッケーでしたが、今回は美しい女性ヴァイオリニスト、雰囲気は更に上昇です。
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内容、といえばかなりアグレッシヴな曲も多くって緊張感溢れるいいライブだったと思います。加奈さんのエキセントリックな音色もセクシーですが渡辺かづきの達者な美しいピアノも印象的、お客さんは少なかったけど聴いていた人には満足してもらえたと思います。
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2007年07月22日

7/22「神谷千尋ティダミバナツアー2007」

すっかり恒例、神谷千尋さん(千尋ちゃん、の方がぴったりです)の素晴らしい歌が聴ける一夜です。三線一本、またはギターの知名さんとのデュオもシンプルでいいのですが、今回はピアノ、ベース、パーカッションの入った豪華カルテットをバックに千尋ちゃんが歌うのです。
どこまでも伸びるような千尋ちゃんの美しい歌声と緩いサウンドがぴったりで、この夜のもっきりやは沖縄のライブハウスのよう、三線の音色も明るく寂しく雰囲気です。
終わった後は日曜ということもあって、みんなでペーパームーンに移動して打ち上げです、が、みんなよく飲みます。
ビールにワインに泡盛に、そして酔っぱらうほどに会話のスピードが微妙にゆっくりしてくるのもご愛嬌です。
夏のいい一夜、楽しませてもらいました。またかならずやりましょう。
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2007年07月21日

7/21「APJ 07」

布川トリオから一日はさんで難波トリオ、これはもっきりやの進歩なんでしょうか、それとも変質なんでしょうか。
どちらかといえば、これまでのもっきりやのジャズは譜面台なんか使わずにアドリブバトルといった形が多く、譜面台使うのはその曲を知らないという言語道断な時だけ、という雰囲気だったのですが、この頃譜面の嵐的ステージも随分増えました。
一番最初にやったのは藤井郷子さんだったか鬼怒無月さんだったか、とにかくいろんな意味で新鮮でした。
さてAPJ、アコースティック・プログレッシブ・ジャズ、ですが、今回も楽しく聴かせてもらいました。水野さんの不思議なMCはまあナニとして、こんな音楽なのにどこか感じる天真爛漫さはとても魅力的です。
熱心なおじさんファンの嬌声につつまれて、3人ともとても楽しそうでした。
それと難波さんの30年パンフレットの写真、感慨深いものがありました。
で、写真です。
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2007年07月20日

7/20「ジュスカ・グランペール」

新作は遂にエイベックスから、来年あたりエイベックスの株主限定コンサートにジュスカが浜崎あゆみあたりのバックで演奏してたりして、とこれは冗談ですが、ジュスカグランペールの充実ぶりは誰もが認めます。
CMでの露出とか有名ミュージシャンとの共演とか、そんなことも勿論大事ですが何よりも彼らの音楽、演奏自体の充実ぶりが凄いのです。
今回のもっきりや、今までで一番、は勿論ですがそれ以上にこれまでのジュスカから一段違った、異次元の世界に入って来たような気さえします。例えばグルーヴ感、スイング感、これまでより骨太の、まるでジャンゴやグラッペリのホットファイブの演奏のような明るく激しくも哀しげな弦や胴の鳴りが、メロディーの美しさだけではない本当の音楽の豊かさを歌っているようです。
たくさんのファンに囲まれて楽しそうな二人、本当に良かったなと思います。
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2007年07月19日

7/19「布川俊樹ジャングルトリオ」

前回の納浩一セッションでの布川俊樹のギターが凄かったのでまた早く聴きたいね、なんて言ってたらこんなに早く実現しました。しかも金子雄太、大槻カルタ英宣とのトリオという願ってもないメンバー、内容も弾ける楽しさで密かに危惧していた(?)ホールズワース的な過度の傾斜は楽しく裏切られました。
となれば名手三人、盛り上がりも凄くってまれにみるグルーヴィーなライブになりました。
アフタアワーではエリザベスお姉さんが憧れの金子雄太と連弾、恍惚の表情でした。
で、こちらも恍惚の写真を。
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2007年07月18日

7/18「土濃塚隆一郎カルテット」

フリューゲルホーンをこんなふうに吹ききる人を他に知りません。TOKUもフリューゲル吹きますが、もっとシティナイズされたスマートな演奏です。
でもここでの土濃塚隆一郎、鬼気迫ると言ってもいい激しさでホーンに挑戦します。
前回もすごいと思ったのですが、この二年間での伸びはすごいものがあります。
楽器やってる人に本当に聴いてほしいライブでしたが残念ながらそうはいかなかったみたいです。
でも熱心なファンに囲まれて、忘れがたい夜になったとは思います。
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2007年07月16日

7/16「ソウルフラワー・アコースティック・パルチザン w. リクオ」

見るからに濃いライブですが、内容も濃くって激しくってソウルフルで切なくて、というたまらないライブでした。
サウンドもそうですが、やはり、歌われる唄一曲一曲の持つべく取るのようなものがミュージシャン達を駆り起たせ、聴いている人の心を締め付けるのでしょう。
アンコールを入れて3時間近く、ファンにとっては至福の時、初めての人にとっては衝撃のソウルフラワー・ワールドへの第一歩だったと思います。
「満月の夕」のイントロが弾かれた瞬間、鳥肌が立った人は僕だけではないと思います。
そしてリクオ、リクオの歌はある意味ソウルフラワーの歌とは異質です。相性にしても三人の声がベストマッチングだとは誰も思わないでしょう。
もっと言うなら歩んで来た道だって、これから歩んで行くだろう道だってそんなに共通性があるわけでもないでしょう。
なのになぜこんなにいいんだろうということですが、それはきっと、歌を歌う彼らの姿勢、歌の持つベクトルの強さという、21世紀の日本にはなかなか探しても見つからない希有なミュージシャンシップとの出会い、なんだろうと思います。

聴きたかった歌はまだまだあります。
リクオはよく聴いているけど、中川敬の歌う「BELLA CHAO」なんかソロででもいいから歌ってほしかった、と。
カッコいい三人の姿を。
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2007年07月14日

7/14「MIYA&MOMO」

今年の1月からちょうど半年くらい、印象は随分変わりました。
というより彼女達の作る曲がとても印象的で、全曲オリジナルという冒険的なメニューが全然苦痛ではなかったということです。ドリーミーな曲もジャジーな曲もちゃんと表情があって、既成の曲をやってアドリブ勝負みたいなライブより彼女達にはあっているのかもしれません。
と言いつつ、別の機会にはブロウイングセッションでのMIYAさんのジェレミー・スタイグばりのフルートも聴いてみたいな、とも思うのですが。

終わった後ペーパームーンで随分遅くまでお酒飲みながらいろんな話をしました。これからの可能性がいっぱいある人達の魅力というのはうらやましくもあります。
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2007年07月13日

7/13「日曜もオッケー....あんみつ」

もう何回目になるんでしょう、すっかりおなじみの「あんみつ」です。
新アルバムの出だし、「日曜はダメよ」の明るいカヴァキーニョの響きそのままに、今回もいい歌いい曲ばかり、ギターファンだけでなくみんなに楽しんでもらえるほのぼのとしたいいライブでした。
勿論、ギター好きな人にはたまらない世界で、個人的に思い入れのある曲が美しいギターアンサンブルやフィンガーリングで奏されるのを聴く楽しさは格別です。
この夜もアフタアワーは近くの「いたる」、やっぱりお魚は好きみたいです。
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2007年07月12日

7/12「モンタレー・イン能登プレライブ...森下滋4」

7/28のモンタレーイン能登のプレライブというわけで放送局や新聞社まわりのついでにもっきりやでも、というライブ、森下滋をリーダーになかなかハードコアなカルテットです。
特にフロントの田中邦和、大きな体(のわりには繊細なところも多い)でのハードブロウイングは強力です。
オープニングで地元のメンバーも出演したのですが、セッションがなかったのは残念でした。
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2007年07月11日

7/11「QUADRA」

サックス四本といえばあちらではワールドサクソフォーンカルテット、こちらではサキソフォビアといったグループがありますが、このQUADRA,負けていません。
曲も多彩、編曲も面白く、一人一人のサックスソロはそんなにパートはなかったけれどこれはこれで充分楽しめるライブでした。
しかし、それにしてもみんなよく飲む人ばかりでした。
この頃、ジャズマンでもあまり飲まない人が多いのに、この猛者達はずうっと飲みっぱなし、古き良き時代を思い出させるバンドでした。(しかもサックスですよ)
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2007年07月10日

7/10「想いあふれて....加ヶ美淳&渡海真知子」

渡海真知子の魅力にノックアウトです。
加ヶ美淳の素晴らしいサポート、バイタルなステージのおかげというのは充分分かった上で、でもやっぱり今夜の華は渡海真知子です。
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どう誉めたらいいのか、上手いとか声がいいとかリズムがどうという話ではなく、彼女の人となりそのものの魅力なんでしょう。気っぷの良さがそのまま現われたステージ、飾らずに全力投球する姿勢の良さ、ボサノバがサンバの一つの形なんだと分からせてくれる奔放な歌いっぷり....こんなボサノバは初めてです。
心をこめて歌われた名曲「TRAVESSIA」、吉田慶子のも美しいのですが、渡海真知子の気持ちがいっぱい詰まった「TRAVESSIA」も素敵でした。
今回聴き逃した人、必ずまた来てもらおうと思ってます、その時はぜひ。
信頼しきっている加ヶ美淳の大きな音楽に甘えさせてもらって、いつまでもこんなドキドキするアマチュアの魅力をなくさないでください。
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2007年07月09日

7/9「サンタラ 密会マニア」

もう何回目かのサンタラですが、やるごとに魅力的なユニットになっていくのはうれしいものです。彼らのステージのこなれかたがとってもいい方向へ向かっていると思うし、演奏も勿論いい感じです。
急遽決まったライブで宣伝もあまりできなかったのですが、熱心なファンも駆けつけていいライブになったと思います。二人ともいろんな話ができました。
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2007年07月07日

7/7「SONGBOOK...おおはた雄一」

60を近くに控えた男が若い男の作った日本語の歌を聴くというのはなかなかにむづかしいものです。歌謡曲ならいいんですが、あまり仕掛けのない素朴なメロディーとミニマリズム的な静かな歌詞が心にしみいるにはとうがたちすぎているのかもしれません。
だからおおはた雄一君のような存在は稀有です。
この歌を聴く女性達はやさしさとか感じるのでしょうが、僕にはこれから歩いていく道を選んだ静かな決意のようなものを感じます。そして、にもかかわらず肩の力を抜いた軽さがとても心地良いのだと思います。
いいライブでした。
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2007年07月05日

7/5「村田浩とTHE BOP BAND」

このライブに合わせてこのところ50年代や60年代のレコードをかけることが多かったのですが、ずっと昔最初に聴いた頃あんなに激しいと感じたハードバップの名演が、今聴くと何てロマンティックなんだろうと驚きます。
若い才能あるジャズマン達が自分たちのテクニックの限りをつくして創り上げるコンテンポラリージャズの凄さは認めながら、でもラプソディックといっていいハードバップのテーマのユニゾンなんか聴いていると、僕にはあの時代のジャズのサウンドが一番合っているようです。
このバップバンド、峰純子さんのバックで来た30年前からひたすらにこの道を歩いています。終わった後、ウイントン・ケリーやレッド・ガーランドのレコードかけながらポール・チェンバースの話ができる幸せというのは今の時代ではとても贅沢なことなのかもしれません。
村田さんのメロディアスなトランペット、澤田さんのブルージーなアルトサックス、タイトなリズム、こんなジャズがいっぱいのお客さんで溢れるというのはもうないのでしょうか、もしそうだとすれば今のジャズファン達が見捨てたものは取り返しのつかないジャズのスピリットのような気がするのですが...。
そのへんのくだらないポップスのメロディーなんかより何倍も美しいパーカーのフレーズはジャズの宝物だと思います。
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